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失敗事例に学ぶ!会計士の転職を成功に導く7つのポイント

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失敗事例に学ぶ!会計士の転職を成功に導く7つのポイント

転職に失敗される方には、自分では気付かずにいる多くの共通点があります。公認会計士専門の転職エージェント「マイナビ会計士」が、会計士の転職によくある失敗と、その回避法についてお伝えします。

転職失敗事例1 「自分は何をしたいのか」が明確ではない

転職理由として、「今は監査が中心だが、ほかの業務を本格的に手掛けたいので転職したい」という希望をお持ちの公認会計士の方がとても多くいます。それは、会計士の仕事は監査業務だけではなく、むしろ非監査業務に多くの広がりがあるからです。
しかし、会計士として具体的に「どんな仕事がしたいのか」「どうなりたいのか」といった将来のキャリアパスのイメージが明確でないまま転職活動に入ってしまうと、その転職が失敗してしまう可能性が高くなります。

例えば、コンサルティングにしても、その業務内容は多岐にわたっており、ひとくくりにはできません。コンサルティング企業によっても、戦略コンサルティング、経営コンサルティング、金融コンサルティング、財務・会計コンサルティング、IT・システムコンサルティング、事業再生コンサルタント、組織・人事コンサルティングなど、得意分野が異なる場合があります。

それぞれに多くの業務があり、必要とされるスキルや知識も異なります。M&Aを扱いたい、IPOを手掛けたい、企業の再生に関わりたいなど、まず自分が会計士として何をしたいのかという将来のキャリアプランを明確にして転職活動を始めないと、本来の目標とは違った方向に向かってしまい、失敗しかねません。その結果、転職後に「こんなはずでは…」となってしまうこともあるのです。

転職を失敗しないためのポイント1 転職エージェントに相談する

転職は「あなた発」で始まるストーリーであり、人生の一大イベントです。まず、あなた自身が会計士としてどうなりたいのか、具体的に見極めるところから始めましょう。ただし、公認会計士の資格を持っているからといって、目指せば誰でも望む業種に転職ができるというわけではありません。まずは自分のキャリアの棚卸を行い、自分のアピールポイントと目指す目標とを擦り合わせてみて、現実的な妥協点を見つけるといいでしょう。
もし、具体的なイメージがわかない場合には、転職エージェントに依頼したり相談したりすることで、あなた自身の適性と希望を明確にすることができます。

転職失敗事例2 転職先についての知識が少なすぎる

公認会計士は資格職であるだけに、ほかの業種と比較しても転職機会の多い職種といわれています。とはいえ、初めのうちは誰しも手探り状態での転職活動になってしまうでしょう。時折、転職希望先の業務について、ほとんど知識のないまま相談にいらっしゃる会計士の方がいます。しかし、これでは転職活動はうまくいかず、失敗の確率も高くなってしまいます。その状態のままで転職を成功させることは、かなり難しいでしょう。

また、転職先についてある程度の知識や情報を持っていたとしても、実際に転職する前と転職した後では見え方がまったく違っていたということもあります。例えば、監査法人から一般企業への転職の場合、「その業界の監査を多く手掛けている」というケースが多く、その分、親和性は高いといえます。ですが、実際の事業内容について、監査の際の数字には表れてこない部分もありますし、転職先がどのような会社なのかということは、実際に職場を見てみないとわかりません。

転職したら数年間、もしかしたら引退するまでずっとそこで仕事をして過ごすことになるかもしれないのですから、その会社の情報をひとつでも多く吸収し、少しでも広く深く知ってから転職したほうがいいはずです。そうすれば、転職してから「失敗した…」と後悔することもなくなります。

転職に失敗しないためのポイント2 会社見学の機会を利用する

会社案内や売上高などの数字を見るだけでは、企業の本当の姿を知ることはできません。転職活動を始める際に、その業界の動向や市場、転職先の業務内容など、できるだけ多くの情報を仕入れておくことが、失敗を防ぐ上でも必要です。また、転職エージェントを通じての転職活動では、面接とは別に会社見学の機会が設けられるケースもあります。
すべての会社で可能というわけではありませんが、転職先の雰囲気を知るには絶好の機会となるでしょう。こうしたチャンスを活かして、転職希望先の企業のことをより理解し、失敗しない転職を心掛けてください。

転職失敗事例3 条件の優先順位が明確ではない

転職活動に際しては、「こんな条件で転職したい」という希望や要望、条件などを、転職者側が出していくことになります。会社の規模や業務内容、年収、待遇、勤務地、転勤の有無、将来的な可能性など、具体的な条件を挙げていったらきりがないほど出てくるかもしれません。

しかし、それらのすべてを同時に満足させることは、現実的ではありません。「年収を上げたいが、業務内容も広げたい、でも残業はしたくない」となると、いったい何を優先していいのかわかりませんし、その条件のすべてをクリアできる案件は極めて少ないでしょう。このような状態で転職先を選んでも、中途半端な結果に終わり、失敗しやすいものです。

転職を失敗しないためのポイント3 希望条件を絞り込む

こうした失敗を避けるために大切になってくるのが、「条件の絞り込み」です。まず、あなたの希望する転職条件を絞り込み、その上で明確な優先順位をつけていくのです。そうでないと、あなたに適した転職先を見つけることはできません。「何よりも収入を重視したい」というのであれば「多少の業務の多忙さは許容範囲とする」とか、「共働きなので転勤がないことが絶対条件」など、まずあなたの希望する具体的な転職条件を考えてみましょう。

将来のキャリアプランを考え、現在のライフスタイルにより合った形で転職条件の絞り込みをすることは、意外と難しい作業です。「そうはいっても、年収は下げたくないし、あまり残業もしたくない…」など、自分一人ではなかなか決められないかもしれません。そんなときは、転職エージェントに相談してみてください。

マイナビ会計士は、公認会計士業界専門のキャリアアドバイザーが多数在籍し、あなたといっしょに、あなたの転職希望をより具体化するお手伝いをします。「コンサルティング業務の希望を最優先し、年収は◯◯◯万以上を維持、残業は月◯◯時間までは許容する」といったように明確な線引きができれば、その転職条件に合った選択肢を提示して、あなたに最適な転職先をご紹介します。

転職失敗事例4 年収や待遇など、目先のことに惑わされてしまう

一般的に大企業として知られたネームバリューのある会社に勤めることは、それだけで人に自慢できることかもしれません。中には、思いもしなかった「ビッグネーム」の求人案件もあるかもしれません。ですが、大企業であればあるほど、自分の望まぬ部署に配属されて、本当にやりたかった仕事ができないといったことも起こりがちです。

また、予想を大きく超える年収が提示されることもあるでしょう。確かに、今以上の高い年収は大きな魅力かもしれません。ですが、将来的にはどうでしょうか?目先の年収の高さに惑わされて企業選びをすると、生涯賃金ではむしろマイナスの選択になってしまい、転職に失敗する場合もあるので注意が必要です。

転職に失敗しないためのポイント4 冷静に比較・検討し、最良の選択を

年収や待遇などは、あくまでも目先のこと。過剰に重視しないほうがいいでしょう。転職の際の企業選びで大切なのは、「会計士としてその会社で何ができるのか」ということです。たとえ今は会社のネームバリューはそれほど高くなくても、自分の培ってきたスキルを思い切り発揮して、やりがいをつかめる環境が整っている会社を選択したほうが、長い目で見て良い選択だったというケースは数多くあります。

マイナビ会計士は、会計士業界専門のキャリアアドバイザーが、あなたの転職条件を冷静に比較・検討し、常に最良の選択肢を提示します。しかし、最終的に転職を決めるのはあなた自身です。キャリアアドバイザーとじっくり相談して、目先のことに惑わされず、幅広く将来を見据えた転職を心掛けてください。

転職失敗事例5 自分自身の価値を把握できていない

転職がうまくいくかどうかは、求職者側の転職条件と企業側の雇用条件が、どこまで合致するかで決まります。このマッチングを成功させるためには、自分自身の市場価値を客観的に判断することが不可欠です。

しかし、履歴書に書けるスキルやキャリアは別として、業務上のスキルやコミュニケーション能力、思考力や発想力など、自分自身では客観的に能力を判断するのが難しい要素も数多くあります。そのため、自分の力を過大評価したり、逆に過小評価したりしてしまい、転職に失敗するということが起こりがちです。

一方、こうした数値化しにくい能力こそが、企業側が知りたいと考えている部分です。そこに食い違いがあると、能力以上の企業ばかりを狙い続けて不採用が続いたり、逆に転職先で十分に力を発揮できずに行き詰まったりして、失敗ばかりを繰り返し、さらなる新たな転職を余儀なくされるといった事態にもなりかねません。

転職に失敗しないためのポイント5 キャリアアドバイザーにあなたの価値を評価してもらう

マイナビ会計士を使うメリットのひとつに、会計士業界専門のキャリアアドバイザーが、プロの目であなたの市場価値を客観的に評価してくれる点があります。
これはとても重要なポイントで、評価の結果によっては転職の条件を変更する必要が出てくるかもしれません。しかし、正しい評価がなされれば、あなたに適した企業に転職できる確率を大きく引き上げることも可能になるのです。

転職失敗事例6 相手の言ったことを性善説で信じてしまう

転職活動をする際には、求人を募集している企業の内情を察する洞察力が必要です。いくら求人票や面接で好条件を提示されていたとしても、それが実情と違うこともあるからです。
例えば、求人面接の際に「残業が少ない」「労働環境も良い」という話を聞いて、転職を決める場合もあるでしょう。
しかし、会計士事務所の場合では、記帳代行の業務が多くあります。領収書の束を仕訳し、会計ソフトに入力するというシンプルな作業でも、仕事の進め方やポイントを丁寧に指導してくれる上司や同僚のいない事務所もあります。その結果、業務がなかなかはかどらず、ミスが多発し、慢性的に残業ばかりとなって悪循環に陥ってしまうという転職失敗事例も散見されます。

こうした会計事務所では、入社しても短期で転職していってしまう社員が多いため、離職率が高く、常に人材不足の傾向があります。それで、面接の際には逆に好条件を提示して、とにかく新しい人材を入れて業務を回そうとします。相手の言葉を性善説で信じて転職してしまうと、後で「残業が多いなんて聞いていなかった」「こんなはずではなかった」という結果になってしまいます。

同様のことは、ベンチャー企業などでも起こりがちです。監査法人から成長著しいベンチャー企業に転職した会計士の失敗事例があります。
もっとクライアントに関わる仕事がしたいと事業企画担当を希望していましたが、面接では「すぐには難しいので、入社後の数ヵ月は財務で働いてほしい」と言われました。2ヵ月経って上司に異動の話を切り出してみたところ、「最初から財務の人材と聞いている」と返答され、人事に確認してみると「事業企画担当としての勤務が決まっていたわけではなく、ジョブローテーションの中で決めていくという話になっていた」と言われてしまいました。

ベンチャー企業では、メイン事業が拡大して収益が上がり、経営が安定のフェーズに入らなければ、人事や経理の専門職を雇用することが難しい状況にあります。特に成長期にあっては、会社側からも雇用人事のスキルやノウハウがなく、人材が激しく入れ替わります。ですからこの事例では、転職活動の際に、人事から「事業企画で採用できるように動いてみる」と言われたことを確定したと思ってしまい、最終的な確認を怠ったのが失敗の原因といえます。

転職に失敗しないためのポイント6 転職エージェントの情報を活用する

人材不足が叫ばれる昨今、採用企業も人材の確保に必死です。そこで、事前に確認した情報と、入社後の環境で大きな差があるケースは残念ながらあります。
離職率の高い会計事務所のような事例では、「面接のときの条件と違う」と主張しても、「それはミスをして作業量を自分で増やしているからだ」と指摘されるかもしれません。
ベンチャー企業の事例でも、人事から「事業企画で採用できるように動いてみる」と言われたことを確定したものと思って話を進めてしまい、最終的な確認を怠ったのが失敗の原因です。

企業側も欲しい人材に期待を持ってもらうために、さまざまなメリットは伝えてきますが、デメリットを伝えてくる企業は非常に少ないです。性善説で「こうなるだろう」と楽観的に考えるのではなく、性悪説にも立ってみて最終確認を怠らないことが転職成功への近道です。
転職に関する知識がほぼないにもかかわらず、ほかの会計事務所と比較することなく、最初に面接を受けた会計事務所の面接官の言ったことを鵜呑みにして、何の疑いもなく入社を決めてしまうことはとても危険です。できれば、複数の会計事務所を比較してから選んだほうが失敗する確率は低くなるでしょう。

また、過去に転職活動の経験があり、求人情報や会社の雰囲気、面接官の対応など、さまざまなポイントをチェックできるようになったとしても、個人で得られる情報には限界があります。転職エージェントを活用すれば、採用企業から提供される情報だけで判断して失敗してしまうリスクを回避することができます。

転職失敗事例7 転職35歳限界説に惑わされてしまう

人間というのは不思議なもので、特に現在の生活に不満がなくても、将来に不安を感じてしまうということはあるものです。転職についても、「今よりもっと年収がもらえる仕事があるのではないか?」「自分がもっと評価される職場があるのではないか?」と思う方がいらっしゃいます。

求人転職市場でよく耳にする「転職35歳限界説」の影響もあり、「転職をするなら35歳まで」と信じて転職活動を急いだという方の事例もあります。現職の事務所に特に不満があるわけではないのに、「今を逃したら、もう転職のチャンスはないのではないか?」という実体のない不安から、具体的にチャレンジしたいことも定まらないまま、転職活動を始めてしまった失敗事例です。

中堅税理士事務所で働きながら他社の面接を受けるようになったこの会計士は、キャリアをコツコツと積み上げていたため、面接まではどこもスムーズに進みました。ただ、面接では必ず「志望動機」を聞かれます。これが難関でした。なぜならそこに「明確な志望動機」がなかったからです。
面接官にどのような仕事をしたいか問われても、「今までのキャリアを活かして御社に貢献できれば」などという曖昧な回答しかできず、その結果、半年のあいだ転職活動を続けたものの、どこの内定ももらうことなく転職を断念し、その後も「今の事務所でいいのだろうか?」と、モヤモヤした気持ちを抱えながら働いているということです。

転職に失敗しないためのポイント7 転職の必然性をアピールする

先述したのは、税理士事務所でキャリアを積んできた会計士の事例で、「転職をしよう」という強い意志があればできたはずです。でも、採用する側も「なぜ転職したいのか」「転職してどんな仕事をしたいのか」が明確になっていない人材を採ることは、まずありません。

なぜなら、転職してきてからの働く姿・活躍する姿をイメージすることができないからです。転職とは、採用する側とされる側の両方がハッピーになるWin-Winの関係が前提となる活動です。
「自分が転職したいから」だけでなく、面接では採用側の相手に「この人材が欲しい」「この人といっしょに働きたい」と思える情報を提供することが大切です。転職を考える際は、転職の動機や転職先に与えるメリットを、必ず明確に説明できるようにしましょう。

30代以上の転職希望者であれば、誰しも転職35歳限界説は気になるところです。
しかし、転職の必然性がなければ、無理をしてまで転職をする必要はありません。転職エージェントでは、相談の内容によっては転職をおすすめしない場合もあります。プロのキャリアアドバイザーに相談することで、不必要な転職活動をして消耗してしまう失敗を避けられるのです。

まとめ:転職エージェントの活用で、転職活動を成功させよう!

会計士が転職する際に失敗しやすいポイントや、実際の失敗談をご紹介しました。そのほとんどは会計士に特有のものではなく、あらゆる転職に通じるものです。しかし、会計士の場合は、将来的な選択肢が広く、それだけに「何をしたいのか」「どうなりたいのか」が非常に大きな意味を持ちます。また、転職に際しては、自分自身の現在の能力を客観的に判断し、さらに将来的な希望に合ったルートを選ぶことが重要です。

そのため、転職にあたっては、自分自身を知り、将来へのビジョンをできるだけ具体的に描くようにしましょう。しかし、そうした作業を自分一人の力で行うのは、想像以上に難しいことです。

そこで、転職活動の際に活用していただきたいのが、転職エージェントです。転職エージェントを活用することで、自分を客観視できるようになり、さらに相談を重ねるうちに、あなた自身も気付いていなかった可能性や適性、新たな道が見つかることもあります。転職はあなたの人生の重大なイベントです。その大切なイベントを成功に導くためにも、実績豊富な会計士業界専門のキャリアアドバイザーが多数在籍するマイナビ会計士を存分に活用してください。

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