会計士専門の転職エージェントが伝える求人票の見方とチェックポイント【求人への応募1】
転職活動をするうえで大切なのは、さまざまな求人情報を比較・検討し、キラリと光る「企業」を見つけ出すこと。しかし、転職活動に慣れていない方にとって、膨大な求人情報の中から志望企業を絞り込むのはなかなか難しいことと思います。そこで今回は、「求人票の見方」について特集しました。会計士に特化した転職エージェントとして定評の高いマイナビ会計士が、求人票の見方やチェックすべきポイントをすべてお伝えします。
マイナビ会計士編集部
マイナビ会計士は、公認会計士・試験合格者・USCPAの方の転職サポートを行なう転職エージェント。業界専門のキャリアアドバイザーが最適なキャリアプランをご提案いたします。Webサイト・SNSでは、公認会計士・公認会計士試験合格者・USCPAの転職に役立つ記情報を発信しています。
求人票に何が書かれているのか
そもそも求人票とは?
求人票とは、その名の通り企業が求人募集を出す際に公開する「書類」のことで、会社所在地や事業内容、仕事内容、就労条件など、企業や求人に関する基本的な情報が記載されています。多くの求職者がハローワークや転職エージェントなどを通じて求人票に記載されている内容を読み、複数の企業を検討して応募するかしないかを判断しています。
では、求人票には具体的にどのような情報が記載されているのでしょうか。実は、求人票に記載される内容は、法律によって決められているのです。
職業安定法で定められている記載項目
求人票に記載する内容は、職業安定法によって「明示する項目」が定められています。全部で6項目あるので、一つひとつ見ていきましょう。
1. 労働者が従事する業務内容
その企業に就職後、どのような業務に携わるのかが記載されています。
2. 労働契約期間
無期雇用・有期雇用の別、試用期間などが記載されています。
3. 就業場所
その企業に就職後、どの場所で就労するかが記載されています。就業場所が複数候補ある場合は、複数箇所記載されています。
4. 始業及び終業の時刻、所定労働時間を超える労働の有無、休憩時間及び休日
所定労働時間を超える労働がある場合は、時間外勤務の平均時間なども記載。また、休憩時間及び休日は、年末年始休暇や夏期休暇なども書かれています。
5. 賃金額
年間・月額の給与や各種手当が記載されています。これまで採用した実績などをもとに、記載するケースが多いようです。
6. 健康保険、厚生年金、労災保険、雇用保険の適用に関する情報
健康保険、厚生年金保険、労働者災害補償保険、雇用保険すべてに加入している場合は「社会保険完備」と記載してあります。一部の保険に加入している場合は「雇用保険あり」といった記載がされています。なお、正規雇用でフルタイム勤務の場合は、健康保険、厚生年金保険、雇用保険に加入することが法で定められています。
以上、6つが職業安定法によって定められた「求人票に必ず記載されている項目」です。マイナビ会計士をはじめとする転職エージェントが公開する求人票では、これらの情報に加えて、プラスアルファの情報が記載されています。次の項では、マイナビ会計士の求人票を例に挙げ、求人票をチェックする際のポイントについてご紹介します。
求人票のどこから見ていったらいいのか
マイナビ会計士の求人票に記載されている内容
マイナビ会計士がご登録者の皆様に向けて公開している求人票には、職業安定法で定められている6項目に加えて、「企業の特色」(※画像①参照)、「社風・環境」 (※画像②参照)、「経験・スキル」 (※画像③参照)など、さまざまな情報が記載されています。
なかでも、企業の事業内容や仕事内容についてより深く理解していただけるよう、「事業内容」 (※画像④参照)、「企業の特色」「仕事内容」 (※画像⑤参照)については特に詳しく記載しています。
また、「社風・環境」についても具体的に記載しているのも、マイナビ会計士の求人票の特徴といえるでしょう。
加えて、マイナビ会計士が会計士専門のエージェントであることから、会計士の皆さんが求人票をご覧になった際の「見やすさ」「わかりやすさ」にも配慮した内容になっています。
たとえば、税理士法人の求人をチェックする際、「会計士の需要はあるのだろうか」と不安になることがあるかもしれません。そこで、マイナビ会計士の求人票では、「税務以外に会計業務もあります」「会計士が多く勤務しています」など、会計士目線での記載をしています。さらに、「独立志向の方歓迎」など、求職者の長期的ビジョンを踏まえた情報なども盛り込んでいます。
求人票の項目を見ていく順番
では、求人票をチェックする際、どの項目を優先して見ていけばよいのでしょうか。
まずは仕事内容をチェックし、最後に年収や休日休暇などの条件を見ていくべきでしょうか。それとも、先に年収などの条件を見たうえで、仕事内容をチェックすべきでしょうか。
実は、求人票の項目を見ていく順番は、求職者の「転職に対するニーズ」や「重視していること」によって異なります。
「どうしてもアドバイザリーの仕事がしたい」「年収アップを狙いたい」「職場の雰囲気が良いところに転職したい」など、転職に対するニーズは人それぞれ。そのため、まずは転職を通じて実現したいことを明確にし、その実現したいことに関連する項目を最優先に見ていくことが大切です。
なお、転職に対してどのような希望を持っているとしても、優先して見ていただきたい項目としては、「事業内容」や「企業の特色」があります。
その会社がどのような事業を展開しているのか。また、どのような特色があるのか。会社全体のことを理解したうえで「仕事内容」やその他の記載情報を見ていくことで、その求人のイメージをスムーズにつかんでいくことができるからです。
求人票からくみ取れる情報
前述のとおり、求人票をチェックする際に優先すべき項目は、求職者の転職に対する要望によって異なります。必ず確認したい項目も同様で、自分が何を重視しているかを把握したうえで、必要な項目をしっかり確認することが大切です。
そのうえで、職業安定法で定められている6項目以外の項目や、情報の厚い項目に注目してみましょう。たとえば、マイナビ会計士の求人票には、「社風・環境」の欄があり、その企業ならではの風土や文化、働く環境などの情報を得られます。企業の採用担当者が記入した情報を記載しているので、リアルな情報として参考になることでしょう。
求人票に記載されている項目はどの求人も共通していますが、内容を熟読していくと企業ごとや求人ごとの違いが見えてきます。皆さんが重視している項目をよく読むことで、さまざまな情報をくみ取ることができるでしょう。
求人票をチェックする際の注意点
求人票に書かれている内容にはタイムラグがある
次に、求人票をチェックする際の注意点についてご紹介します。
求人票に記載されている内容は、記載した時点での最新情報です。しかし、時には応募後や採用後に会社の仕組みや制度などが変わることもあるかもしれません。たとえば、組織編成の変更や、本社移転などです。そのため、「掲載時点での最新情報」であることを理解したうえで、気になる点があったら必ず採用担当者に確認するようにしましょう。転職エージェントを利用すれば、担当のキャリアアドバイザーを通して確認することができます。
なかには、「いいなと思った求人すべてに応募し、場当たり的に面接に臨む」といった考えの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、求人票に書かれている情報をよく読まないまま採用試験を受けると、後に「実は勤務地が通いづらい場所にあった!」などと嘆くことになりかねません。
ミスマッチを防ぐためにも、転職において重視するポイントを把握し、求人票に書かれている内容をよく読んだうえで応募するようにしましょう。
条件を満たさない人でも応募できる場合がある
会計士の皆さんが転職活動において求人票をチェックする際、特に重視しがちなのが「経験・スキル」です。「求人票に書かれている必要経験を満たしていないから」といった理由で、諦めてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
ここで注意したいのは、求人票に書かれている経験・スキルを満たしていない方でも、応募できるケースがある、ということです。
たとえば「必要経験2年以上」と書かれている求人。経験が2年未満であっても、その方がこれまで経験してきた内容によっては「経験2年以上に値する」と判断されることがあります。つまり、必要経験やスキルの基準を厳格に設けて足切りをしたいのではなく、あくまでも目安として書いている企業もあるということです。
「入社したい」と強く願う企業や求人が見つかったのなら、「必要経験を満たしていないけれど、応募できますか?」と確認することで、応募の可能性を広げることができるのです。
転職エージェントを使えば、効率よく求人を探せる
マイナビ会計士をお勧めする理由
このように、求人票には転職を検討している会計士の皆さんにとって有益な情報が多数、記載されています。しかし、膨大な求人情報を精査するのは、決して簡単ではないでしょう。なかには、転職したいと思っているのに、「どの求人も似たように感じられて、企業を絞ることができない」「忙しくて、求人票をチェックしている時間がない」などの理由から、なかなか前に進めずにいる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで活用していただきたいのが、「マイナビ会計士」をはじめとする転職エージェントです。
転職エージェントを活用するメリットは大きく2つあります。
一つは、求人票に書ききれない情報を多数持っていること。
マイナビ会計士は、ご登録者と直接向き合い、その方にマッチする求人を紹介・フォローしていく会計士専任の「キャリアアドバイザー」と、さまざまな企業とやりとりしながら人材に対するご要望に応えていく「企業担当者」がおり、それぞれが連携を図りながら最新の求人情報をいち早くご登録者の皆様にお届けしています。圧倒的な情報量の多さは、マイナビ会計士の大きな強みと言えるでしょう。
もう一つのメリットは、客観的な立場からご登録者様の強みを把握し、その方にマッチした求人をご紹介できること。
会計士の転職市場は刻一刻と変化しています。このような変化をいち早くキャッチしているのもマイナビ会計士の大きな特徴で、転職市場の動向なども踏まえて、実現可能な転職先を複数ご紹介しています。
もちろん、単に企業をご紹介するだけでなく、面接対策などのフォローも丁寧に行っています。マイナビ会計士はご登録者様の心に寄り添いながら、その方が望む転職ができるよう全力でサポートしています。
求人票をチェックしながら、頭の片隅で「もっと自分に合う求人があるかもしれない」「これまでの経験をどう生かせるか、客観的に判断してもらえたら」といった思いがある方にこそ、ぜひマイナビ会計士を上手にご活用いただけたら幸いです。
マイナビ会計士を利用して
転職された方の声
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進路について適切なアドバイスをしてもらえました!自分の進路について明確な答えが出せていなかったものの、どの業種に進んだら良いかなど適切にアドバイスをしてもらえました。どういったキャリアを積んでいけばより市場価値を高められるのか、候補の会社がどう違うのかを具体的に説明していただけました。(30代/会計士)
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求人の提案力と面接のフィードバックが良かった!タイムリーな求人の紹介とフィードバックの提供が良かったです。面接前の情報提供では、自分のアピールしたい強みが、面接先企業のどこに符号しており、今後の展開をどう捉えているかの思考の整理をする際に役立ち、安心して面接を迎えることが出来ました。(30代/会計士)
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