【面接対策】コンサルティング業界への転職における志望動機対策・注意点
マイナビ会計士編集部
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コンサルティングファームに転職したい会計士の志望動機と面接対策
会計士が活躍できるフィールドは実に幅広く、業務内容も多岐にわたります。そのなかでもコンサルティングファームに転職したいと考えている方にとって、第一関門である書類選考に記載する志望動機の内容は、面接へと進むためには非常に重要なポイントです。さらに面接においても戦略的に事前準備をしておくことが、採用への近道となるでしょう。
ここでは志望動機の書き方と面接対策について解説していきます。
コンサルティングファームに転職したいならまずは業界を理解する
一口にコンサルティングファームといってもその業界は実に幅広いといえます。転職を希望しているのであれば、まずは業界をよく理解することが重要です。
コンサルティングファームの業界を理解することで得られるメリットとは、大きく2つあげられます。
1.採用へつながる志望動機の作成や面接対策を効果的に行うことができる
業界を知ることによって志望動機を戦略的に準備することができ、面接における深く掘り進めた質問にも的外れにならない回答ができることにつながります。
2.本当にやりたかった仕事内容と採用先における実際の仕事内容のミスマッチを防ぐ
「自分が本当にやりたいことがあるにもかかわらず社内にその環境がない。」
転職を繰り返す人にありがちなのが、このようなパターンです。入社した後でミスマッチがわかってもあとの祭りです。自身と企業の双方が納得のいく採用となることがベストです。
会計士が転職で候補にあげるコンサルティング業界としては、主に以下の業界があります。
財務系コンサルティング
M&Aや事業再生など財務に特化した問題解決が専門領域です。財務デューデリジェンス業務など、会計士としての能力を発揮できる業務内容も豊富なコンサルティングファームだといえます。
∟財務系コンサルティングファームの業界情報について
金融系コンサルティング
メガバンクや証券会社など金融機関系のコンサルティングファームです。M&Aなどに強みを持つ 場合が多いです。昨今の景気回復により求人は回復傾向にあります。
戦略系コンサルティング
企業の経営に関わる問題(企業戦略や組織改革など)を解決に導きます。多くは外資系が中心となっています。現職の業界にもよりますが、会計の専門知識だけでなくマーケティング力などビジネスセンスが必要となってきます。
∟戦略系コンサルティングファームの業界情報について
IT系コンサルティング
企業の業務に関わる課題を解決へ導くためのシステム立案・導入・マネジメント業務などが主体となっています。IT系に精通していると有利でしょう。
∟IT系コンサルティングファームの業界情報について
自身の志望動機を整理して相手ごとに戦略的なアピールを
会計士にとって、会計事務所や監査法人など資格を活かして活躍できる場はたくさんあります。その中でもコンサルティングファームに転職したいその理由は何なのか、しっかりと整理する必要があります。
まず、志望動機を書く前に頭の中を整理してみます。
・なぜコンサルティングファームなのか?
・数あるコンサルティングファームの中でもなぜこの会社なのか?
・最終的に望むキャリア像とは?
・自分の専門性・強みは何か?
上記を見ていると、志望動機を作成することは、自分を知ること(自己分析)、業界だけでなく応募先企業を知ることに深く関係していることがわかります。自分を知ることは、状況に応じた戦略的なアピールを臨機応変にできることにつながります。
応募先企業を知ることも重要です。コンサルティングファームは、その業務内容は外からはわかりにくいといえます。たとえば、財務系コンサルティングファームであっても、企業によって得意な領域が異なる場合があります。同じ財務系だからといって同じ内容の志望動機を使い回していては採用につながりにくくなります。その企業の実態を知らずに型にはまった言葉をだけを述べているようでは、すぐに見透かされてしまいます。
また、実際に志望動機を書く際には、主に以下の3点に注意してみてください。
全体的に抽象的すぎる内容は要注意
内容が抽象的だと、相手に対して志望動機の強さや熱意をアピールできないでしょう。「自社でなくてもいいのではないか?」という結論になってしまいます。
自己の成長を志望動機にするのは要注意
会社はあなたの成長を助けてくれる存在ではありません。企業側としては、企業に貢献してくれる人を採用したいと思うものです。志望動機としては「自分が成長しつつ貴社に貢献できる。」という流れにするなど、書き方に工夫してみましょう。
自分の強みばかりアピールしすぎるのは要注意
人間だれしも長所だけでできている完璧な存在とは限りません。弱みを理解してこそ強みがわかるというものです。自身を客観的に見つめ、弱みを知りつつ自分をアピールできることが、強みに説得力を持たせるでしょう。
型にはまったケース面接対策だけではない!面接対策のポイント
コンサルティングファームにおける面接方法として特徴的なのは、ケース面接といえます。すべてのコンサルティングファームではないものの、実施している企業が多いのは事実です。ケース面接ではさまざまなシチュエーションが題材となり、課題分析や問題解決をディスカッション形式で行っていくものであり、事前準備が必要不可欠です。
しかしながら、過去問題などを解いているだけで満足してしまうのは要注意です。面接においては実際に臨機応変に考える論理的思考力・合理的で実践的な回答を導く力などが見られています。日常的にさまざまな業界に興味を持ち、勉強しておく姿勢が大切です。
加えて、コンサルティングファームの面接=ケース面接ではなく、通常の面接も重要であることを念頭に置いておく必要があります。同じ比率で事前準備をしておくといいでしょう。
通常の面接においては、あらかじめ想定される問題に対する回答集を自分なりにまとめておくことをおすすめします。この時に注意したいことは、一問一答ではなく、最低でも3~5回は質問されても答えられるようにしておくことです。一つ質問されたら、その内容に付随してさらに深く掘り下げた質問が投げかけられることはほぼ間違いないと思っておきましょう。
面接の際に注意すべきこととして、主に3つあげられます。
・簡潔でわかりやすいこと
・抽象的ではなく、具体的な事実にもとづいた内容であること
・話す順番としては、「結論→理由→具体例→結論」を心がけること
コンサルティングファームの世界は相対的に高学歴な方が集まりやすく、自身の知識に自負を持っている方も多いことでしょう。しかしながら、採用担当者は質問に対する明確な答えを望んでいます。面接において上記の3つを心がけて円滑なコミュニケーションをとることで、希望の転職先へ採用される可能性も大いに高まるのではないでしょうか。
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転職された方の声
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進路について適切なアドバイスをしてもらえました!自分の進路について明確な答えが出せていなかったものの、どの業種に進んだら良いかなど適切にアドバイスをしてもらえました。どういったキャリアを積んでいけばより市場価値を高められるのか、候補の会社がどう違うのかを具体的に説明していただけました。(30代/会計士)
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求人の提案力と面接のフィードバックが良かった!タイムリーな求人の紹介とフィードバックの提供が良かったです。面接前の情報提供では、自分のアピールしたい強みが、面接先企業のどこに符号しており、今後の展開をどう捉えているかの思考の整理をする際に役立ち、安心して面接を迎えることが出来ました。(30代/会計士)
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