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監査業務からリストラクチャリングへのキャリアチェンジ。転職を成功させるためのポイントは?

監査業務からリストラクチャリングへのキャリアチェンジ。転職を成功させるためのポイントは?

会計士の専門性を活かせるキャリアの一つに、財務の観点から企業の課題を解決に導く「財務アドバイザリー」があります。M&Aやリストラクチャリング、デューデリジェンス、フォレンジックなど複数のサービスの中から、今回は「リストラクチャリングサービス」に焦点を当て、業務内容や求められるスキル・経験などをご紹介します。

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リストラクチャリング業界の動向と業務内容

リストラクチャリングサービスが生まれた背景

リストラクチャリング(事業再生)とは、業績不振や債務超過など経営悪化に陥っている企業に対して、経営改善や健全化のための支援を行うこと。日本ではバブル景気崩壊後、債務超過に陥る企業が急増。それに伴い、事業再生の案件が増えていきました。

当初は銀行などが事業再生を担っていましたが、大手監査法人がFAS(ファイナンシャル・アドバイザリー・サービス)部門を設置し、監査法人やコンサルティングファームでもリストラクチャリングサービスを扱うようになりました。

その後、多くの大手監査法人がFAS部門を切り離して、FAS専門のコンサルティングファームを設立。また、独立系の財務コンサルティングファームが設立されたり、総合型コンサルティングファームがリストラクチャリングサービスに着手するなど、多くのコンサルティングファームが事業再生のニーズに対応するようになりました。

リストラクチャリングサービスの内容

リストラクチャリングサービスを提供するコンサルティングファームは、「財務に特化したファーム」や「総合的な視点から再生支援を行うファーム」など、さまざまな種類があります。

財務に特化したコンサルティングファームでは、財務を分析して企業の純資産を把握し、資産の売却・整理や債務圧縮など「財務リストラクチャリング」の施策を打ち出して財務体質の改善を目指していきます。

対して、総合型のコンサルティングファームは、法務や人事なども含めた総合的な視点で経営全般を見直していく点に特徴があります。そのため、会計士以外にも、金融機関出身者や事業会社出身者、弁護士や税理士などの有資格者など、さまざまなバックグラウンドを持つメンバーを揃え、幅広いニーズに応えているファームもあります。

また、近年は早期にリストラクチャリングの決断を下す企業もあり、早い段階で再建ステージの施策を打つ傾向が高まっています。そのため、あらゆるステージに対応しているコンサルティングファームも増えつつあり、「事業再生」だけでなく、「事業の維持・拡大」を目的としたリストラクチャリングのニーズに対応するコンサルティングファームもあります。

リストラクチャリングの業務内容

では、リストラクチャリングサービスにおいて、会計士はどのような業務に携わっていくのでしょうか。

一般的に、リストラクチャリングサービスは、「財務リストラクチャリング」「事業リストラクチャリング」「業務リストラクチャリング」に大別されます。ここでは、会計士の専門性を発揮できる「財務リストラクチャリング」を例に挙げて、業務内容や仕事の流れをご紹介します。

まずは「財務デューデリジェンス」で財務状況の分析を行い、企業の実質純資産を把握します。さらに、財務以外にもさまざまな視点から経営状態を分析して「事業デューデリジェンス」を行い、経営課題を抽出・整理していきます。

経営課題を洗い出したら、事業再生に向けた事業計画策定の支援を行います。増資を行ってキャッシュフローを改善するか、それとも不動産などの資産売却や証券化を検討するか。法的債務整理が良いのか、それとも私的債務整理にすべきか――。財務を改善するための具体的な施策を検討し、実行に移していきます。

施策実行中は、モニタリングを行います。新たに浮き彫りになった課題に対して、財務面からアドバイスしていきます。

以上、財務リストラクチャリングの業務内容についてご説明しました。

前者は不採算事業を売却して資源を採算部門に集中させるなど、いわゆる「選択と集中」により経営の抜本的な見直し・改革を実行していきます。

後者の業務リストラクチャリングは、売上高の増加や経費削減などの施策を打ち出し、営業利益の拡大を図っていきます。たとえば、雇用形態を見直したり、従業員数を縮小して人件費を減らす「人事リストラクチャリング」は、業務リストラクチャリングとして打つ施策の一つです。

大手コンサルティングファームと中小コンサルティングファームの違い

会計士の皆さんが次のキャリアとして「リストラクチャリング業務」を検討する際、気になるのが大手コンサルティングファームと中小規模のコンサルティングファームの違いではないでしょうか。大手と中小、それぞれメリットがあるので、双方を比較してみましょう。

【大手コンサルティングファームの特徴】
BIG4監査法人のメンバーファームとして設立されたFAS専門のコンサルティングファームがこれにあたり、以下のような特徴があります。

・大手上場企業など、規模の大きな案件が多い
・財務リストラを中心に、事業再生に向けた幅広いサービスを提供
・クロスボーダー案件から地域企業の事業再生まで、国内外のさまざまな案件を担当できる
・銀行出身者や弁護士など各分野の専門家が在籍し、チームを組んで総合的な観点から施策を検討

【中小コンサルティングファームの特徴】
・案件の規模が大手に比べて小さく、案件数も大手ほど多くない
・財務リストラなど、得意分野に特化したサービスを提供しているファームが多い
・国内企業の案件が中心で、クロスボーダー案件はあまりない
・主に得意分野に特化した専門家が在籍しており、その強みを生かして施策を検討

ファームごとの違いは多少あるものの、概ね上記のような特徴があります。「財務以外の専門性も磨いて、総合的なアドバイザリーを提供できるようになりたい」と思っているのなら大手がお勧めですし、逆に「財務リストラクチャリングのスキルを徹底的に磨きたい」というのであれば、財務リストラを強みとするファームを選ぶのも一つの手です。

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リストラクチャリング業務に携わる会計士のスキルと経験

求められる業務経験

次に、リストラクチャリング業務に携わる会計士に求められるスキルや経験について見ていきましょう。FASなどのコンサルティングファームが「リストラクチャリングサービス」を担う会計士を募集している場合、どのような業務経験が評価されるのでしょうか。

前述のとおり、大手コンサルティングファームでは、会計士も含めてさまざまなキャリアをもつ人材が活躍しています。そのため、必ずしも「コンサルティングファームでの経験が必要」というわけではなく、むしろ「監査経験のみ」という若手会計士も歓迎される傾向にあります。

監査経験は、「財務リストラクチャリング」や「事業リストラクチャリング」で企業のパフォーマンスを判断する際に役立てることができます。これは、弁護士や金融機関出身者など、他の専門家にはない会計士ならではの強み。採用の際にも大きな評価ポイントとなります。

求められる姿勢・マインド

また、監査は、独立した第三者の立場から「企業が適性な財務情報を公開しているか」を判断するもの。社会的使命の大きな業務ではあるものの、監査経験を積むうちに、「もっとクライアントに寄り添ったサービスを提供したい」と思うようになる会計士も少なからずいます。

「会計士の専門性を活かして、クライアントの課題解決に貢献したい」といった姿勢やマインドを持った方は、リストラクチャリングに限らず、コンサルティング全般に向いた人材です。

歓迎される資格

会計士の皆さんの中には、公認会計士以外にもUSCPA(米国会計士)などの資格を取得している方もいらっしゃるかもしれません。海外の会計士資格はクロスボーダー案件で活かせるため、海外案件にも対応している大手コンサルティングファームなどで歓迎される傾向にあります。

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リストラクチャリングの魅力とやりがい

企業の経営改善に貢献できる

近年はアーリーステージでの案件が多く、リストラクチャリングに携わる会計士には、複数の経営問題が絡み合う中で解決策を見出していくスキルが求められます再建までの道のりが困難を極める案件もあり、会計士は財務の高い専門性とアドバイザリー能力を発揮しています。

だからこそ、財務状況を正確に把握し、適切な施策を打つことで経営改善を実現できたときには、大きなやりがいを得られます。経験を積むことで専門性がさらに磨かれていくため、「成長スピードの速さ」という点においても魅力的な仕事です。

さまざまな専門家の知見を得られ、人脈が拡がる

前述のとおり、特に大手コンサルティングファームでは、弁護士や金融機関出身者など、さまざまなキャリアを持つ専門家が集結しています。会計士とは異なるバックグラウンドを持つ専門家と日常的に関わっていくため、リストラクチャリングに関する総合的な視野と知識・経験を得ることができます。

さらに、社外の弁護士や金融機関等との関わりも深いため、業務を通じて人脈を拡げることもできます。そういう意味では、「独立」を視野に入れた転職を考えている会計士の方にとっても、リストラクチャリングは向いた仕事と言えるかもしれません。

「次のキャリア」としてリストラクチャリングを――

向上心を高く持ち、果敢にチャレンジしてほしい

リストラクチャリングは高い専門性を必要とするものの、多くのコンサルティングファームが「監査経験のある会計士」を採用しており、入社後にさまざまな案件に携わりながら、必要なスキルを身につけていくことができます。また、未経験者のために、リストラクチャリングの基本的な知識を学べるよう、教育・研修を用意しているファームもあります。

大切なのは、「向上心をもって業務に取り組み、成長していく姿勢」です。そして、「自らの専門性をクライアントのために発揮し、経営改善に貢献していこうとするマインド」です。向上心が高く、たとえ困難な課題であっても立ち向かっていこうとするチャレンジ精神のある方は、ぜひ、「次のキャリア」としてリストラクチャリングのアドバイザーを目指してみてはいかがでしょうか。

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