内定辞退のマナーと連絡方法【公認会計士の内定から転職成功まで2】
転職活動でやっかいな問題のひとつが、内定の辞退です。内定をもらえないことも困りますが、内定をもらっても、面接で「経営者と合わないな」と思うこともありますし、複数内定が出ている場合、1社に絞る必要があります。しかし、内定を辞退するということは、人事担当者にとっては残念な知らせになりますので、慎重な対応が必要です。
ここでは、公認会計士の内定から転職成功までの流れのうち、スムーズに内定を辞退する方法についてご紹介しましょう。
マイナビ会計士編集部
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公認会計士が内定を辞退する場合のマナー
「内定」は、あくまで企業側からのオファー段階ですから、承諾するかどうかは求職者自身にゆだねられています。しかし、公認会計士は士業ですから、内定を辞退するのであれば、きちんとマナーに沿って断りの連絡を入れるべきでしょう。
まずは、公認会計士が内定を辞退する場合のマナーをご紹介します。
内定を辞退する最適なタイミング
内定を辞退するのなら、できるだけ早いほうがいいでしょう。内定には回答期限がありますので、その日までに連絡することは絶対です。しかし、「内定を辞退する」ということは、相手企業からすれば「必要な人材が手に入らない」ことになります。
もしかしたら、同時期に採用試験を受けて、内定を出していない第二候補者がいる可能性があります。しかし、求職者の判断が遅くなれば、その第二候補者が、ほかの企業への内定を決めてしまうかもしれません。内定を辞退するのであれば、できるだけ早いタイミングで行うよう心掛けましょう。
内定を辞退する最適な連絡方法は?
内定を辞退する場合、人事部などの採用担当者に連絡することが必要となります。最適な連絡方法としては「電話」が相手に誠意が伝わりやすく、おすすめです。礼儀を意識して「直接お断りに行くべき」と思うかもしれませんが、コロナ禍が続く限りは、直接会って話すことは歓迎されないでしょうから、まずは電話で内定辞退の連絡を行い、もし必要があるなら直接会ってお詫びをする方法もあります。しかし、回答期限内に辞退するのであれば、相手側も入社しない相手に割く時間は無駄なはずですし、そこまで求めるケースは少ないでしょう。
また、中には電話は苦手なのでメールなどで連絡したいという人がいるかもしれませんが、あまりおすすめはできない方法です。例えば、「相手がメールを読んだかどうかわからない」という問題がありますし、「文面自体が簡素なものとなり、謝罪の気持ちが伝わらない」ということもあります。
このような対応を行うには、転職エージェントを利用した転職活動が便利です。マイナビ会計士では、内定の辞退連絡など、担当のキャリアアドバイザーが代行いたしますので、内定辞退の連絡もストレスなく行えます。
内定辞退の電話連絡をする際の注意点
内定辞退の電話連絡をする際の注意点としては、「採用担当者の忙しい時間帯を避ける」ことです。採用担当者がほかの仕事と兼務していなければ、始業開始直後や、昼休みの前後1時間くらいは避けて連絡しましょう。
もし、担当者が不在の場合は、戻りの時間などを聞いてかけ直してください。基本的に、内定辞退の連絡を伝言で行ってはいけません。しかし、回答期限ぎりぎりのタイミングで、採用担当者に連絡がとれないとわかった場合は、内定辞退の連絡であることを伝え、上長や同僚など、話を聞いてもらえる人を探してもらいましょう。 この場合、内定辞退を伝えた相手の名前を聞いておくと、後でトラブルになったときに対応できます。
連絡方法別・内定辞退のサンプルを紹介
内定辞退の連絡で必要なのは、「内定通知をいただいたことへのお礼」「内定を辞退する意思があること」「辞退の理由」です。ただし、辞退の理由に「待遇面が合わない」といった具体的な内容を挙げる必要はなく、「検討の結果、辞退する」で問題ありません。
電話での内定辞退例
まずは電話で内定辞退の連絡をする場合の例文をご紹介します。緊張するかもしれませんが、はっきりとわかりやすい口調で伝えましょう。
<内定辞退のサンプル>
ご多忙のところ、失礼いたします。
私、御社に内定をいただきました山田と申します。
採用担当の◯◯様はいらっしゃいますでしょうか?
この度は、内定通知をいただきまして、誠にありがとうございます。
大変申し訳ありませんが、検討の結果、御社よりいただきました内定を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。
本来ならば、直接お詫びに伺うべきところですが、昨今の事情も鑑みて、取り急ぎお電話でご連絡をさせていただきました。御社には大変ご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ございません。
何卒よろしくお願い申し上げます。
メールでの内定辞退例
前述したとおり、メールでの内定辞退は避けるべきですが、さまざまな事情で電話ができない可能性もあります。メールで内定辞退の連絡をする場合のサンプルをご紹介します。
<内定辞退のサンプル>
件名:
内定辞退のご連絡(山田)
本文:
◯◯監査法人 人事部
◯◯様
お世話になっております。内定の通知をいただきました山田です。
このたびは内定通知をいただき、誠にありがとうございました。このような機会をいただきながら、大変恐縮ではありますが、内定を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。
応募書類を検討いただいたり、面接でのご対応をしていただいたりと、貴重なお時間を割いてくださったにもかかわらず、このような結果になりますことを大変心苦しく感じております。
本来であれば貴社へお伺いし、直接お詫びをするべきところではございますが、昨今の事情を鑑みてメールでのご連絡となるところを、何卒ご容赦いただきたくお願い申し上げます。
面接をご担当いただいた◯◯様をはじめ、採用に関わってくださった皆様には、心より感謝しております。
末筆ながら、貴社の益々の発展を心よりお祈り申し上げます。
誠意を持って内定辞退が出来ましたら、マイナビ会計士にご相談ください。
内定辞退をしなくて良い、あなたのご希望に沿った転職先をご紹介いたします。
内定辞退のトラブルとは?
内定を辞退することは、求職者の権利ではあります。しかし、採用側も時間を割いて対応していますし、内定を辞退されることで採用スケジュールの調整も必要になります。そのため、少なからずトラブルに発展する可能性がありますので、対応には注意が必要です。
例えば、電話で「内定辞退の理由」を聞かれるケースもあるでしょう。このときに注意すべきは、「絶対に相手企業に問題がある」という言い方にしないことです。「自分の適性を検討した結果」など、あくまで自分自身の問題であるとしたほうがいいでしょう。
また、内定承諾後に入社を辞退するのは、マナー違反です。本当に就職するかどうかを見極めてから、内定承諾書にサインをしてください。
内定辞退のトラブルを回避するためには転職エージェントの利用がベスト
転職エージェントは、採用に向けてのバックアップをするイメージをお持ちの人が多いでしょう。しかし、意外と知られていないのが、内定辞退時のサポートです。
内定を辞退することは、より良い転職を目指すために必要なことではありますが、相手企業に対して申し訳ない気持ちもありますし、できるだけスムーズに行いたいものです。そのためにも、転職活動に転職エージェントを利用し、キャリアアドバイザーのバックアップを受けられる態勢を整えておくことがベストです。
マイナビ会計士では、マイナビ会計士で進んだ選考に限りますが、キャリアアドバイザーから内定辞退の連絡をおこなうことも可能です。
転職をお考えの方はお早めにご相談ください。
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転職された方の声
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進路について適切なアドバイスをしてもらえました!自分の進路について明確な答えが出せていなかったものの、どの業種に進んだら良いかなど適切にアドバイスをしてもらえました。どういったキャリアを積んでいけばより市場価値を高められるのか、候補の会社がどう違うのかを具体的に説明していただけました。(30代/会計士)
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