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【面接対策保存版】公認会計士の転職

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【面接対策保存版】公認会計士の転職

転職活動を成功させる上で、やはりカギを握るのは「面接」です。面接では、限られた時間の中で、いかに自分の能力や意欲、実績、経験を伝えることができるかが成功のポイントとなります。

そこで、公認会計士の転職における面接のマナーのほか、身だしなみといった注意点やアピールのコツなど、面接対策を6つの項目に分けて徹底紹介。この記事は、読めば面接対策を抜かりなく行える保存版です。

会計士の面接対策1:事前に知っておきたい基礎知識編

採用面接では、どんな業界の面接にも共通するルールがありますが、一方でその業界特有のルールも存在します。では、会計事務所や監査法人などでの公認会計士の採用面接には、どのような特徴があるのでしょうか?公認会計士試験合格者として転職活動をする前に、必ず知っておきたい基礎知識をいくつかご紹介します。

内定までに面接は何回受けるの?

個人経営の会計事務所の面接では、ほとんどの場合、所長との面接1回で合否が決まります。従業員が20名以上の会計事務所だと、複数の面接官による面接、さらに100名を超えるような大手会計事務所やBig4と呼ばれる大手監査法人の場合は、2~3回の面接が行われることもあります。

筆記試験はあるの?

会計事務所の採用試験では、ほとんど筆記試験は行われません。しかし、まれに税務や簿記に関する試験や、適性検査(学力・性格適性)が行われる場合があります。

面接官はどんな点を合否のポイントにしている?

会計事務所への転職では、基本的に即戦力となる人材が求められます。そのため、面接では、それまでのキャリアのほか、組織や仕事にすみやかになじめるかという点が重要視されます。

また、スムーズに会話のキャッチボールができるか、会話をするときにしっかり視線が合うかといった点のほか、エピソードトークについてもチェックしています。

例えば、プロジェクトチームの中でリーダーとして率先してプロジェクトを成功に導いたといったエピソードトークは、クライアントや同僚たちと力を合わせて仕事をこなすことができる会計士だという印象を与えることができます。

会計士の面接対策2:面接当日の身だしなみ編

面接当日、面接官に与える第一印象は、採用選考上の大切なポイントです。特に会計士は、クライアント相手の仕事でもあります。その会計事務所の大切な顧客に対して、どのような態度で接する人物かということも判断されます。そこで、第一印象を良くするために、これだけは知っておきたい身だしなみのチェックポイントをご紹介します。

面接当日の服装は?

面接では第一印象が大切です。当然、身だしなみには注意をはらい、万全の準備をして臨みましょう。まず、服装ですが、男性であればスーツにネクタイが基本です。スーツは派手な色や模様がついている物は避け、無地で色は黒か紺が無難です。ネクタイも派手な色や模様がついた物は避けるようにします。

女性は、ビジネスの場にふさわしい服装であれば、パンツでもスカートでもOKです。ただし、ワンピースよりはジャケットタイプのスーツを着用したほうがいいでしょう。

また、男女とも、服の汚れがないかチェックします。シャツの襟や袖の汚れ、ネクタイにシミはないか、ジャケットにしわは寄っていないか、スーツやジャケットの肩にフケが落ちていないかといった点に注意しましょう。

小物類も意外に目立ちます。メガネのレンズは汚れていないか、靴に汚れがないかは必ずチェックするようにしましょう。特に靴は、かかとやつま先が過度にすり減っていたり、女性ならヒールの革の部分がめくれていたりすると、だらしのない人物と思われて印象も悪くなります。

髪や爪の手入れも重要

髪型は、清潔感のあるものが基本となります。寝癖がついていないか、顔や目に髪がかかっていないか、女性の場合は受け答えの度に髪が顔に落ちてこないかといった点に注意しましょう。時間に余裕があれば、前日までに散髪に行って、髪型を整えておくのもおすすめです。華美な印象を与える派手な髪色も、基本的にNGです。

爪も必要以上に長かったり、汚れていたりしていないか注意し、事前に手入れをしましょう。女性の場合は、華美なネイル(つけ爪)やマニキュアは避けるようにします。また、においも印象に関わります。汗臭さ、たばこ臭さ、口臭がないかチェックしましょう。過度な香水のにおいも避けるようにします。

もしものときの準備も必要

せっかく身なりを整えて家を出ても、途中で雨に濡れたら台無しになってしまいます。そうした場合に備えて、ハンカチや折り畳み傘は、必ずバッグに忍ばせておきましょう。女性であれば、替えのストッキングや化粧直し用の簡単な道具類も持っておくことをおすすめします。面接当日は、家を出る前に明るいライトで照らして、必ず鏡で最終チェックをしてください。

会計士の面接対策3:最低限守りたいマナー編

面接に際しては、必要最低限守らなければならないマナーがあります。社会人としては常識的なマナーばかりかもしれませんが、さまざまなクライアントを相手とする会計士であれば、なおさら注意したいポイントです。改めて、社会人としてのマナーを確認するようにしましょう。

遅刻は厳禁

一般的なビジネスマナーでも、アポイントメントの時間に遅れないように努めることは常識です。それが面接ともなれば、遅刻は厳禁です。自宅最寄り駅から面接場所までのルートをあらかじめ確認し、電車などのルートも何通りか調べておきましょう。そして、万が一多少の交通トラブルが起きても間に合うように、時間には余裕を持って家を出るようにします。

やむをえない事情で遅刻をする際には、必ず先方に何時頃到着するのか連絡を入れてください。また、早すぎる到着もマナー違反です。早めに着いてしまった場合は、少し周辺で時間をつぶしてから、5分前を目安に訪問するようにしましょう。

携帯電話の着信音

静かな面接の場で、携帯電話やメールの着信音が鳴り響くのは、印象がいいものではありません。マナーモードの振動音でも目立ってしまうので、面接の最中は電源を切っておきましょう。

面接の態度

これも常識的なマナーになりますが、挨拶や受け答えは大きな声ではっきりとするようにします。面接中は面接官としっかり目を合わせるといったことを守るだけでも、相手に与える印象は良くなります。また、緊張するとどうしても早口になりがちな方は落ち着いて、できるだけ相手が聞き取りやすいスピードで話すことを心掛けましょう。

会計士の面接対策4:面接準備編

面接の成功率をアップさせる最大のポイントは、徹底した事前準備にあります。面接の前には、次のような点について必ず調べておき、対策を練っておきましょう。

応募する企業の調査・研究

面接前には、応募する会計事務所や監査法人、会計業界について、よく研究しておく必要があります。その上で、今回の採用枠ではどんな人材を求めているのかを十分リサーチし、自分がどのように貢献できるのか考えておきましょう。

キャリアの棚卸をしておく

転職活動をする際には、自身のキャリアの棚卸が重要です。キャリアの棚卸を行い、これまでの仕事や実績を整理することで、自分の強みが明確になっていきます。また、転職エージェントのキャリアアドバイザーから、自分ではあまりアピールポイントにならないと考えていた経験でも、実は大きなアピールポイントになるとアドバイスされることがあります。

企業研究にしてもキャリアの棚卸にしても、業界事情や転職市場をよく知る転職エージェントの力を借りることが最も効果的です。キャリアアドバイザーとの何気ない会話の中から、忘れていたエピソードなどを思い出し、それが面接においても面接官に評価されるポイントになった実例が数多くあります。

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会計士の面接対策5:よく聞かれる質問への対策実践編

それでは、実際に面接を受けるときに、具体的に気になるポイントをチェックしていきましょう。転職の面接では、必ず聞かれる代表的な質問というものがあります。それまでのキャリアや志望動機、転職の理由、将来の希望など、さまざまな質問について答えられなければなりません。

その受け答え次第で転職の採否が決まりますから、事前の対策は必須です。どのような質問にどう答えるべきか、よく考えておきましょう。ここでは、具体的な回答例と併せてご紹介します。

志望動機は?

会計業界に限らず、志望動機は採用面接の際に必ず聞かれる質問です。応募した理由を具体的に説明し、さらにその会計事務所で自分がどのように貢献できるかを考えて、具体的に話を組み立てましょう。

・良い解答例:具体的な経験をアピールする

私は今まで、5~10人規模のプロジェクトチームのリーダーとして、いくつかのプロジェクトを成功に導いてきました。そうした自分ならではの経験を活かしてクライアントに対することで、貴社のさらなる発展に寄与していきたいと考えています。

・悪い解答例:待遇面のことだけを志望理由にする

求人広告を拝見したところ、御社は給料が良く、残業も少なく働きやすそうだと思ったので、応募させていただきました。

退職理由は?

あなたがどのような理由で前職の会社を辞めたのか、採用側にとってはとても気になる部分です。転職における採用面接では、ほとんどの場合で聞かれます。退職理由については、不満を感じた点をストレートに伝えるのではなく、ポジティブな言葉に変換するのがポイントです。

・良い解答例:さらなるキャリアアップのための転職であることをアピール

前職でも人柄の良い同僚たちに恵まれ、不満もなく仕事をしていました。しかし、公認会計士資格を取得することができ、その知識を活かせる職場でキャリアアップすることを目指して転職を決意しました。

・悪い解答例:前職の不満をストレートに吐き出すのはNG

以前の職場は人間関係がギスギスしていて職場の雰囲気も悪かったため、環境を変えようと思い、転職したいと考えました。

それまでのキャリアや経験業務は?

中途採用の場合、基本的に採用側が求めているのは即戦力となる人材です。会計士としての仕事が未経験の場合でも、前職の業務内容や志望動機が採否の判断材料となります。あなたがどのようなキャリアを歩んできて、求めている能力や資質を持っているのかという点が、採用側の最も気になるポイントとなります。

・良い解答例:経験した業務内容を具体的に説明する

4年にわたって銀行の融資部に所属し、おもに中小企業を対象とした運転資金の融資業務に携わってきました。支払い能力の審査や返済計画の作成などにも関わり、クライアント企業の事業発展に寄与する業務を担当していました。

・悪い解答例:自分のやりたいことだけを主張する

これまで銀行の融資部にいましたが、これからはコンサルティング業務に関わっていきたいと思っています。

自己紹介と自分の長所や短所

転職面接では、まず自己紹介を求められる場合が多くあります。自分のキャリアを簡潔にまとめ、わかりやすく説明することは、仕事ができるかどうかを測るテストでもあります。1分間程度で終了するよう、事前に話を組み立てておきましょう。

また、「自分の長所と短所は?」というのも、よくある質問です。抽象的に答えるのではなく、具体的なエピソードを交え、短所については反省や改善の方法もいっしょに話すようにしましょう。

・良い回答例:具体的なエピソードを交えながら話す

短所は、少し優柔不断な部分があることですが、今回の転職はあまり迷うこともなくスパッと決断することができました。これをきっかけに、克服していけると考えています。

・悪い回答例:抽象的で発展的な受け答えではない

長所はコミュニケーション力があるところで、短所は優柔不断なところです。

また、面接では「最後に何か質問は?」と、聞かれることもあります。この際に、「別にありません」などと回答すると、やる気がない印象を与えてしまいます。その会計事務所の将来的なビジョンや、希望する部署の人数構成、職務内容、中途採用者の活躍状況に関することなどを質問すれば、入社に対する意欲が高いという印象を与えられます。

ただし、事前に容易に調べられるような項目を質問してしまうと、逆に準備不足というイメージを与えてしまうので注意が必要です。

面接で言ってはいけないNGワードは?

面接の場では、面接官にあまり良い印象を与えない「NGワード」が存在します。以下のような事柄については、印象が悪くなりますので、口にしないように注意しましょう。

・前職の会社や職場、従業員の悪口
・待遇面に対する細かい質問
・やりたい仕事を限定した発言
・会話の中でカタカナ語を多用する
・「えーと」「あのー」「そのー」などを繰り返し言う
・安請け合いの「大丈夫です」「何でもやります」

待遇面について具体的な希望年収などを聞かれたときには、「現状を維持できることを希望しています」などと答え、具体的な金額は内定後に確認しましょう。また、普段何気なく使っているカタカナ語の中には、ニュアンスは理解しているけれども、きちんと説明できない言葉が意外と多いものです。面接官にその言葉の意味を問われて慌てないためにも、不必要なカタカナ語の多用は避けましょう。

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会計士の面接対策6:転職成功事例に学ぶ編

実際に転職に成功した会計士の事例を読むことも、転職面接の対策につながります。同じ公認会計士の転職面接でも、会計事務所、監査法人、コンサルティングファームなど、業種ごとに面接のポイントは異なります。それらの業種ごとの面接のポイントについては、以下の記事を併せて読むと参考になるでしょう。

公認会計士の志望動機・面接対策

転職エージェントを活用した転職成功事例

これまで見てきたように、転職の面接対策では事前の準備やノウハウを身に付けておくことが成功のカギを握ります。そこで、上手に活用したいのが転職エージェントです。

転職エージェントでは、専任のキャリアアドバイザーがキャリアの棚卸から面接対策までを徹底指導し、転職を成功へと導いてくれます。転職エージェントを活用した転職成功事例については、以下の記事を併せて読むと参考になります。

会計士の「監査法人」の転職成功事例

面接のプロには、転職のプロの支援を頼む

採用の面接官は、その経験から、5分もあれば相手の人柄がわかるともいいます。そうした、いわば「面接のプロ」を相手に、いくら面接のノウハウ本を読んでみたところで、個人で準備できることには限界があります。面接のプロに立ち向かうためには、「転職のプロ」の支援が必要となるでしょう。

そこで、求人の紹介から面接のサポートまでを、専任のキャリアアドバイザーが担当してくれる転職エージェントを賢く活用しましょう。マイナビ会計士では、面接の壁を突破できるよう面接対策のアドバイスを行っています。会計士に特化した転職エージェントならではの面接対策ですので、ぜひお問い合わせください。

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