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公認会計士になるには、簿記の資格は取るべき? 取らなくてもいい?

公認会計士になるには、簿記の資格は取るべき? 取らなくてもいい?

公認会計士になるには、簿記の勉強は必須ですが、簿記の資格を取らなくても公認会計士の資格は取れます。

簿記の試験勉強を通して、簿記の知識が身につく、会計の理解が深まるなどのメリットは大きいですが、時間を使いすぎると公認会計士の試験勉強が遅れる可能性もあります。公認会計士試験との兼ね合いをふまえて判断するとよいでしょう。

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公認会計士と簿記の関連性

公認会計士試験と簿記試験の違い

公認会計士試験に合格すると、実務補習を経たうえで公認会計士を名乗ることができ、独占業務に携わることを認められます。それに対して、簿記検定は試験に合格するだけで取得者を名乗ることができますが、簿記に関する独占業務はありません。ただし、簿記1級の合格により、税理士試験の受験資格を得られます。

公認会計士試験で求められるのは、財務諸表を監査し、報告するための知識や能力です。会計処理にはいくつかの方法がありますが、公認会計士はそれぞれの考え方を理解し、適法性からメリット、デメリットをふまえた判断ができなければなりません。そのために、基礎となる会計だけでなく、税法や企業法などの法学、経営学、統計学の分野まで幅広く出題されます。

それに対して、簿記検定は、正しい財務諸表を作成するための技術を検定する試験です。簿記の試験では、財務諸表を作成するために、会計処理を正確に記録する知識とスキルが求められます。

公認会計士試験と簿記試験の重複している範囲

公認会計士試験の財務会計論には計算問題の簿記が含まれ、管理会計論は商業簿記と工業簿記に区分されています。監査論、企業法、租税法も、簿記の知識がなければ解けない問題が含まれます。

公認会計士の業務である財務諸表を監査、報告するには、財務諸表を作成できるより高次の能力が求められます。公認会計士は、簿記を含む高度な会計の知識を求められ、簿記検定の延長線上に公認会計士試験があることがわかります。

簿記の資格は公認会計士試験の免除になる?

公認会計士試験では簿記の合格レベルの知識は必須ですが、残念ながら、簿記の資格は公認会計士試験の科目免除の対象になっていません。公認会計士の科目が、簿記の知識だけでは合格できない内容であることも理由のひとつと考えられます。

簿記を取らなくて公認会計士になれる?

公認会計士試験に合格するには、簿記1級程度の知識が必要といわれていますが、実際に簿記を取らなくても公認会計士になれます。

<ココまでのまとめ>

・簿記検定の試験内容の延長線上に公認会計士試験がある。
・簿記の資格による公認会計士試験の科目免除はない。
・簿記の資格を取らなくても公認会計士になれる。

公認会計士志望者が簿記を取得するメリット・デメリット

簿記を取得するメリット

公認会計士の試験対策では、簿記の知識が身についていると理解しやすくなる科目が多く、習熟が早いといわれています。最低でも簿記2級、さらに簿記1級合格レベルの知識があれば、かなり応用できます。会計の知識がまったくない状態から公認会計士をめざすときには、簿記の勉強から始めるのが入りやすいともいえます。

公認会計士となり、監査法人で働く場合は、簿記の資格がアピール材料になる機会はそれほど多くはないと思われますが、税理士補助や経理職では評価されます。会計事務所や税理士法人、事業会社に転職する際、簿記を取得していると強みになります。

また、簿記検定への挑戦を通して自分に合った試験勉強の進め方を身につけられますし、成功体験が勉強のモチベーションとなることもあります。

簿記を取得するデメリット

簿記を取得することにデメリットがあるのではなく、そのために時間を費やすことがデメリットになります。たとえば、簿記1級は、独学での取得が難しいといわれる、難易度の高い資格です。合格するためには長時間の勉強が必要です。簿記検定の試験対策には、公認会計士試験では求められない部分も含まれます。

簿記検定に合格できなくても、公認会計士に必要な知識を身につけることは充分に可能です。限られた時間を簿記の試験勉強に費やすことで、より試験範囲が広い公認会計士試験の勉強時間が削られてしまうのでは、本末転倒になります。

<ココまでのまとめ>

・会計の知識がまったくない場合は簿記の勉強から始めるのが入りやすい。
・簿記の資格は、経理職や税理士補助に転職する際の強みになる。
・簿記の試験勉強に時間をとられ、公認会計士試験の勉強時間が削られると本末転倒になる。

簿記試験の難易度・勉強時間

簿記試験の種類

簿記に関する資格はいくつかありますが、認知度、ブランド力ともにもっとも高いのが、日本商工会議所が実施している簿記検定です。簿記初級、原価計算初級、1~3級の5段階があり、簿記初級、原価計算初級のネット試験は随時実施されています。

会計や経理に携わるビジネスパーソンが評価されるのは、このうちの2級、1級といわれています。また、2級以上の出題範囲である商業簿記、工業簿記は、公認会計士試験科目の財務会計、管理会計の内容にあたります。

<簿記3級>
基本的な商業簿記を修得していることが求められます。企業活動や会計実務を踏まえて、小規模事業者の会計処理を適切に行えるレベルです。

出題範囲 商業簿記
試験時間 60分
合格ライン 総得点の70%以上
試験時期 毎年2月、6月、11月

<簿記2級>
高度な商業簿記と原価計算を含む工業簿記を修得していることが求められます。会計処理や財務諸表の作成に加えて、財務諸表の数字から経営内容を把握するなどの経営管理を行えるレベルです。

出題範囲 商業簿記、工業簿記(原価計算を含む)
試験時間 90分
合格ライン 総得点の70%以上
試験時期 毎年2月、6月、11月

<簿記1級>
2級レベルより高度な商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算を修得していることが求められます。企業会計に関する法規などをふまえて、経営管理および経営分析を行えるレベルです。

出題範囲 商業簿記・会計学、工業簿記・原価計算
試験時間 180分(各90分)
合格ライン 総得点の70%以上、1科目ごとの得点が40%以上
試験時期 毎年6月、11月

簿記試験の難易度

簿記試験の難易度は、1級から3級の間に大きな差があります。

簿記3級は仕事を通じて学んだ知識を元に独学で挑戦しても比較的取りやすいといわれています。2級になると合格率は半分程度に下がりますが、出題範囲は、高校(商業科)卒業レベルとされています。実際に日商簿記の公式ページには、日商簿記2級が大学推薦入試に役立つという表記があり、主な受験層として高校生を想定していることがわかります。

さらに、1級になると2級、3級とは次元が違うといえるほどに難易度が高くなります。合格率では行政書士と同等であり、難易度の高さは社会保険労務士や中小企業診断士に匹敵するといわれています。

合格率(平均)
簿記3級 46.6%
簿記2級 23.0%
簿記1級 9%

簿記試験の勉強時間・勉強方法

簿記試験の合格に必要とされる勉強時間は、難易度に比較して、2級、3級と1級の間に大きな差異があります。

2級合格のためには、工業簿記の理解がポイントになります。製造業に携わっていない受験者にとっては、工業簿記の全体像を把握するのは難しく、商業簿記にはない難解な専門用語に苦戦する場合も多いようです。ちなみに2級の受験者として想定される高校生は、商業科などで工業簿記を学んでいる場合が多いです。

それに対して、簿記1級ではさらに出題範囲が広くなり、計算問題は複雑化し、論点も難解になります。大学などで修得するレベルを期待された試験です。簿記検定には、受験資格がなく、どの級からでも受験できますが、2級までに求められる知識をしっかり身につけたうえで挑戦することをおすすめします。独学での合格はかなり困難といわれています。

勉強時間
簿記3級 150~200時間程度
簿記2級 350~500時間程度
簿記1級 800~2000時間程度

<ココまでのまとめ>

・会計や経理に携わるビジネスパーソンが評価されるのは、簿記1級、2級。
・簿記3級は独学で取れる可能性があるが、2級は少し難しく、1級は独学では困難。

まとめ

簿記の資格は、公認会計士試験における具体的なメリットはありません。試験勉強の一環として学習するのは有益ですが、簿記の資格取得のために時間をとられすぎると本末転倒になってしまう可能性があります。

しかし、簿記は公認会計士の仕事では必須の知識であり、理解していないと仕事にならない局面もあるでしょう。簿記の資格を取ることに興味がある場合は、本格的に公認会計士試験の勉強に入る前など、時期をずらして挑戦してみてはいかがでしょうか。

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