経営者と一緒に夢をかなえる

起業する人は大なり小なり、社会を変えたいという野望を抱えているものである。もちろん、そのすべてが叶うわけではないし、中には叶わないと悟って起業自体をあきらめることもあるだろう。公認会計士の中川さんもその一人だが、自分にそっくりな夢を抱えた経営者と出会い、社長の右腕という立場で自分と同じ夢をかなえるという道を選ぶことにしたそうだ。
プロフィール
中川 純也(仮名)40代男性
2006年公認会計士試験合格後、大手監査法人に入所。地方事務所スタッフとして監査業務、コンサルティング業務、ベンチャー支援業務等に従事。2018年より国内新興アプリ開発企業の経営にCFOとして参画。
ちょっと違うことをしたかった監査法人時代
眞山:中川さんは大手監査法人で関東地方のブランチ的な事務所でお仕事をされていましたよね。
中川:はい。東京ではなく、近郊都市でキャリアをスタートしました。単に家が近かったから、というのもありますし、自分は飲食店で働いた後にキャリアチェンジして会計士になったこともあって年齢的に出世レースに乗れない気がしたというのもあります。また、せっかく回り道して選んだ道なので、人と違うキャリアでいいじゃん、という思いもありました。
眞山:具体的にはどんな仕事をしていたんですか?
中川:普通の監査の仕事、がメインなのですが、東京に近いながらも地方事務所としての性格も強いので、監査以外の仕事、例えばコンサルティング的な仕事やベンチャー企業の支援、リクルートの仕事も手伝ったりしていました。地方事務所の良いところは、そういった幅広い業務に触れることができることだと思いますね。その代わり人数が少ないので、少し忙しい傾向はありますが。
眞山:ちなみに、そのころから転職を志していたんですか?
中川:いいえ、転職というよりは独立して何かやりたいと思っていました。くどいようですが、監査法人で登りつめることは多分難しいと思っていたので、自分なりにやりたいことを見つけたら独立して、税理士として稼いでいくか、自分で会社を興そうという気持ちでいました。ただ、リーマンショックの後にいわゆるリストラがあったんですが、その時に手を上げ損ねた…というか、一歩踏み込む勇気を持てなくて、その後もずっと燻ぶった感じで仕事をこなしている日々が続きました。
今の社長との出会い
眞山:モチベーションを保つのも大変な日々だったんだろうと思いますが、そこを打開するきっかけはいつ頃訪れたんでしょうか?
中川:ベンチャー企業向けのイベントをやっている時に知り合った社長が、今の職場の社長でもあるんですが、彼のやろうとしているビジネスに興味が凄くあったんですよね。会社名を言わない約束になっているので少し大雑把に話すと、アプリ開発の会社なんですが、そのコンセプトとか、そのアプリを通じてやりたいことというのが、もともと自分が思っていたビジョンにそっくりだな…ということが分かったんです。
眞山:そのあと、すぐにその社長の会社に転職したわけですか?
中川:いや、すぐに…というわけではなかったんですが、しばらくしてから社長が「いよいよ会社を大きくしたいから、CFOとして入ってくれないか」という声をかけてくれたんですよね。もう喜んで行きます!という返事をしましたね。
悪戦苦闘も、充実した日々
眞山:転職した後はCFOとしてどんな仕事をされているんですか?
中川:経理財務全般ですね。一番大変だと思っているのが資金調達です。銀行借り入れをとりつけるのがこんなに大変なんだということを初めて知りましたが、前職時代の人脈をたどっていろいろ相談させてもらいながら、なんとかこなしているところです。公認会計士の強みってスキル面とか専門性を挙げる人が多いですけど、人脈の強固なところも外してはいけないと思います。例えば世界的な経営者とかも、会計士であれば知り合いを1人はさむだけで会いに行くこともできるかもしれないし。
眞山:人脈、確かにすごく大事であるものの、キーマンに会いに行くような度胸って、実は監査法人ではあまり身につかない気がするんですよね…どう思いますか?
中川:あー、それはあるかもしれません。自分の場合飲食店で誰とでも気さくに話すことができるようになっていたので、そういう強みを生かしている面はあります。でも、それ以上に、社長と一緒に追いかけている夢があるからこそ、苦手なことだとしても必死に打開していかなきゃいけない、という気概のほうが大きいです。居酒屋のノリで銀行の人と話してもうまくいくわけじゃないし(笑)。
眞山:今回は企業名や本名を伏せてのインタビューとなったわけですが、差し支えない範囲で今後の野望というか、かなえたいことについて教えてもらえますか。
中川:はい。短期的にはアプリ開発をしているので、自分たちのアプリがより多くの人たちの手元に届いてほしいと思います。徐々にユーザー数も売り上げも伸びてきて、外国語対応もいよいよ始まるので、これから売上の規模がどーんと大きくなったら、いよいよIPOなども視野に入れていこうかな、という考えがあります。でもIPOってゴールでもなんでもなくて、あくまでも企業を成長させるための通過点という気持ちがあるので、究極的には自分たちのアプリやサービスを通じて、少しでも多くの人を幸せにしていくことを追い求めていきたいと思います。
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