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監査法人でマネージャーになるには? その後のキャリアについて

監査法人でマネージャーになるには? その後のキャリアについて

監査法人で、公認会計士としてのキャリアをスタートされる方は多いです。その後、監査法人でのご経験を活かして転職や独立起業する方がいらっしゃる一方、監査法人の中でキャリアを積み重ねていく方もいらっしゃいます。監査法人には「マネージャー」という職位があり、公認会計士の代表的なキャリアパスとして位置づけることができます。

マイナビ会計士編集部

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監査法人のマネージャーについて

監査法人の組織体制

監査法人は、一般的な事業会社(株式会社)とはまったく違う組織体制がとられています。一般的に監査法人の中で「社員」といえば、監査法人の出資者であり、経営方針に関与する権限を持つパートナーをさします。マネージャー、スタッフは「職員」と呼ばれ、両者は明確に区別されています。スタッフとマネージャーは一般職と管理職で、試験合格後すぐに入社した場合、公認会計士登録が済むまでの3年程度はスタッフとして経験を積むことになります。監査法人によっては、シニアマネージャーの役職を置かない場合もあります。

ポジション 役職
社員、代表社員
(出資者)
理事、理事長
パートナー、シニアパートナー
職員(管理職) マネージャー、シニアマネージャー
職員(一般職) スタッフ、シニアスタッフ

マネージャーというポジション

監査法人のマネージャーは、業務の監督と人事、労務管理などの組織のマネジメントに携わる、いわば中間管理職に該当する仕事です。業務においてはスタッフへの指示や進捗管理を行うかたわら、自分自身も監査調書の作成などを担当するプレイングマネージャーでもあります。そのため、残業時間も多くなりがちですが、マネージャーは管理職扱いとなっていますので、残業手当はつかなくなります。

マネージャーの仕事内容、待遇

プレイングマネージャーとして実務をこなす場合もありますが、実務担当者としての役割は3割程度と言われ、監査計画の立案や調査、調書などの資料作成などが中心です。7割以上は、業務の進捗管理、指揮命令などのマネジメント、リーダーとしての意思決定といった役割に注力しています。

所属先の給与体系によりますが、監査法人のマネージャー(シニアマネージャーを含む)の年収は850万円~1300万円程度といわれています。世間一般では高給ですが、残業手当がつかないため、マネージャー昇格によって一時的に月収が下がってしまうケースもあるということです。ほとんどの場合はマネージャーとして経験を積み、昇給することでそうした状況は改善しますが、マネージャー昇格のタイミングで転職を考えはじめる方もいらっしゃるそうです。

<ココまでのまとめ>

・監査法人のマネージャーは、業務の監督と組織のマネジメントに携わる中間管理職。
・年収は850万円~1300万円程度。

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監査法人のマネージャーになるには

マネージャーになるための道のり

マネージャーに昇格するには、実務を通じて必要なスキルを身につけなければなりません。

スタッフは、マネージャーやシニアスタッフの指示にしたがって実務経験を積む、いわば公認会計士としての修業時代といってよいでしょう。スタッフとしての経験を通じて、業務に必要な知識や仕事の進め方などを身につけます。

シニアスタッフに昇格する頃にはほとんどの方が公認会計士としても登録し、業務においても自律的に行動できることが期待されます。シニアスタッフはマネージャーの指示のもとで業務を取りまとめる役割で、この時期の経験や実績がマネージャー昇格へとつながっていきます

スタッフ シニアスタッフの指示を仰ぎ、実務に従事する。
公認会計士登録の要件(実務経験、実務補習、修了考査の合格)を満たすまでの3~4年が目安。
シニアシスタッフ マネージャーの指示を受け、スタッフの指導、クライアントとの窓口、業務のとりまとめなど。マネージャーおよびパートナーの補佐的な役割。
マネージャー 業務管理、スタッフの労務管理・人材育成を行う管理職。シニアスタッフから選ばれる。シニアスタッフ5年以上が目安といわれるが、自動的に昇格するということではない。

マネージャーになるための条件

スタッフから、シニアスタッフへの昇格は経験年数にある程度の比重が置かれているようです。マネージャー昇格も、目安として入社7~10年、シニアスタッフ5年以上の経験が必要といわれていますが、経験年数で自動的に昇格できるという状況ではなくなっています。同程度の経験をもつシニアスタッフの中から、適任と判断された人だけがマネージャーに昇格する形になります。

マネージャーとしての大切な心得

シニアスタッフとマネージャーのもっとも大きな違いは、意思決定と業務遂行に関する責任の有無です。監査責任者はパートナーになりますが、業務遂行に関する責任はマネージャーが担います。監査業務に携わるマネージャーが果たすべき役割は、監査に求められる社会的な責任、クライアントへのサービス品質の担保、事業に携わる管理職としての責任をまっとうすることです。そのために大切と思われる心得を例として挙げさせていただきます。

マネージャーの心得

・中立性、公正性、法令や社会規範の遵守などを、自分自身とスタッフに徹底する。
・納期を守り、品質を維持するために適切な業務管理を行う。
・収益を確保できるよう適切な労務管理を行い、人材を育成する。

<ココまでのまとめ>

・経験年数で自動的にマネージャーに昇格することはない。
・監査業務を通して、社会、クライアント、会社に対して責任を担う立場。

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マネージャー経験後のキャリア

マネージャー経験後、事業会社に転職

事業会社への転職では、会計・財務の知識や経験を活かせる経理部門や監査室での求人ニーズが考えられます。決算業務、IRが中心になりますが、監査法人での経験を活かせる仕事としては、監査法人への対応、M&Aなどのデューデリジェンス、IPO準備などの業務が考えられます。事業会社は監査法人と比較すると経理部門の業務量は安定しており、ワークライフバランスを重視する傾向があります。監査法人と比較すると残業は少ないでしょう。

マネージャー経験後、コンサルティングファームに転職

コンサルティングファームでは、デューデリジェンスなどの監査法人での経験を活かせる仕事もあります。監査法人のマネージャーを経験して専門的な知識が身についている方には、30代後半でも転職のチャンスがあります。コンサルタントとしては、財務会計の知識をクライアントの課題解決に活かすことが求められるため、課題発見や問題解決の能力を身につけるチャンスがあります。

マネージャー経験後、会計事務所に転職

会計事務所のクライアントは中小企業や個人事業主が中心で、経理や決算業務などのクライアントに近い仕事です。監査法人と比較すると案件の規模が小さく、会計事務所にも繁忙期はありますが、監査法人のマネージャー職ほどの激務は少ないでしょう。

中小企業の税務や経営コンサルティングを経験することができ、独立開業の準備としても役立ちます。

パートナーをめざす

監査法人におけるパートナーは「共同経営者」という位置づけであり、一部上場企業の部長職と同等かそれ以上の存在です。監査業務やマネジメントのスキルだけでなく、クライアントとの関係構築や事業拡大への貢献が求められ、監査法人の“顔”としての役割を期待されます。マネージャーよりさらに狭き門ですが、公認会計士としての頂点のひとつといってもよいでしょう。

<ココまでのまとめ>

・事業会社、コンサルティングファームでは、監査業務の経験を活かせる。
・会計事務所では独立開業に向けた経験が積める。

まとめ

監査法人には監査業務を効率よく行うための組織体制とポジションが用意されています。ポジションに応じた役割や仕事内容があり、働き方も変わってきます。これからマネージャーをめざそうとしている方、現在マネージャーとして働いている方、いずれも転職によって理想の働き方にめぐりあうケースは少なくありません。マイナビ会計士は、キャリアやライフスタイルなど、あなたのご希望をかなえるため、最適な転職を実現できるまで親身にサポートいたします。

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