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USCPAの結果発表(スコアリリース)の時期と日本時間|待っている間にできること

USCPAの結果発表(スコアリリース)の時期と日本時間|待っている間にできること

USCPAの試験を受けたあと、気になるのは「いつ結果が発表されるか」ではないでしょうか。ただ、「結果をすぐに確認したい」「時期や日本時間が知りたい」という人に知ってほしいのが、受験した日によって発表のタイミングが異なることです。
そこで今回は、USCPAの結果発表(スコアリリース)の時期と日本時間を解説します。結果待ちの間を有効活用する方法にも触れますので、ぜひ最後までご一読ください。

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USCPAの結果を待っている間に就活や準備はすべき?

USCPAの結果を待っている間には、就活や準備をしておくと今後のキャリアプランを明確化できますし、失敗を減らして内定までの道のりを短くすることもできます。
確かに、「結果が気になってソワソワと落ち着かない」ときほど、何も手につかないと感じるかもしれません。しかし、新しい資格を取得して別のキャリアを考えたときこそ、以下に挙げる3つのポイントは押さえておく必要があります。

- 情報収集:ご自身と志望企業のミスマッチを予防しておく
- 応募書類の作成:USCPAを踏まえたアピールを決めておく
- 面接対策:評価ポイントに沿ったアピールや理由を決めておく

もちろん結果待ちの過ごし方は人それぞれですから、たとえば「勉強を続けて待っていた」「必要な書類を用意していた」「万が一に備えてスケジュールを考えていた」などでも問題ないでしょう。
もし、資格取得後のキャリアプランが明確に決められない、どのような職種があるのか相談したい、ということでしたら、マイナビ会計士へご相談ください。これまでの経験と合わせてどのような求人があるかに加えて、あなたにあったキャリアプランをご提案いたします。

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USCPAの結果待ちの間にできること

USCPAの結果待ちの間にできることの例は、以下が挙げられます。

- 自分の強み・スキルを棚卸しする
- 就職活動をスタートする
- IFRSの知識をつける

自分の強み・スキルを棚卸しする

USCPAの結果発表(スコアリリース)を待っている間に、自分の強みやスキルを棚卸しするのがおすすめです。US-GAAP(米国会計基準)に準拠した財務諸表を公開するために必要な資格ではあるものの、日本国内では付加価値的な位置付けに留まるためです。

- 売りとなる強みはどこか
- 強みの根拠となる経験はあるか
- 積み上げてきた知識・スキルは何があるか など

自己分析前に、ご自身についてしっかりと調べておき、価値が生まれるものはないか考えます。たとえば、これまでの実務経験をUSCPAと組み合わせると、未経験分野への挑戦やキャリアアップを目指せるといった形で伝えられるものだと良いです。
結果待ちであるとはいえ、ポテンシャルを評価してもらうためにも裏付けできる強み・スキルを見つけておきましょう。

就職活動をスタートする

USCPAの結果発表(スコアリリース)を待っている間から、就職活動をスタートしておきます。人気のある監査法人や会計事務所は応募者が集まってしまいますし、募集が早期打ち切りとなることも意外に多い業界です。
公認会計士の修了考査を受ける前から就活をスタートするのと同様に、USCPAの結果待ちの間から市場のリサーチや求人動向をチェックしておくとよいでしょう。

IFRSの知識をつける

USCPAの結果待ちの間に、IFRS(国際会計基準)の知識がない状態であれば、勉強をスタートしておくと就活において大きな武器となります。IFRSを導入する企業は年々増え続けており、導入を検討している事業会社も求人に含まれているためです。
IFRSは実務経験と組み合わせるとさらに多くのキャリアプランを考えられるようになるものですから、セミナーといった方法で知識の習得を目指しましょう。

USCPAの結果の確認方法

USCPAの結果を確認する方法は、以下のとおりです。

NASBAにログイン
・「CPA Portal」を選ぶ
・スコアを確認する

PASS(合格)、FAIL(不合格)の表示はありませんので、スコアを確認して「75点以上」であれば合格です。また、72時間以内に同サイトにて「目」のアイコンが表示されますので、クリックすると「Score Notice」をチェックできます。
Score Noticeには、PASS(合格)、FAIL(不合格)の表示に加えて、受験日といった詳細な情報が記載されていますし、不合格の場合には「Candidate Performance Report」と呼ばれる合格者と比較したパフォーマンスが2ページ目として添付されます。
なお、Score Noticeのページから「統一公認会計士試験成績通知書(Uniform CPA Examination Score Notice )および成績通知書(performance report)」のダウンロードもできるので覚えておきましょう。

USCPAの結果発表(スコアリリース)の発表日

例として、2023年1月1日から6月30日までに受験した場合における「USCPAの結果発表(スコアリリース)の発表日」は以下のとおりです。

AICPAがデータを受け取った日 スコアリリース日
1月23日 2月7日
2月14日 2月22日
3月9日 3月17日
3月31日 4月11日
4月23日 5月9日
5月16日 5月24日
6月8日 6月16日
6月30日 7月11日

また、2023年7月1日から12月15日までに受験した場合は、以下のとおりとなります。

AICPAがデータを受け取った日 スコアリリース日
7月23日 8月8日
8月15日 8月23日
9月7日 9月15日
9月30日 10月10日
10月19日 11月3日
10月31日 11月8日
11月26日 12月5日
12月15日 12月27日

こちらの結果発表(スコアリリース)の発表日は、AICPAの公式サイトより閲覧でき、記載された日付のとおりにUSCPAの結果発表(スコアリリース)が実施されます。以下の米国東部標準時に基づいているものの、時差による日付の変化はありません。

- 米国東部標準時(EST)の場合:約14時間
- 米国東部標準時夏時間(EDT)の場合:約13時間
※夏時間は3月の第2日曜日から11月の第1日曜日まで(2023年の場合は3月12日から11月5日まで)

結果発表(スコアリリース)の日本時間

NASBAでUSCPAの結果発表(スコアリリース)を確認できる「日本時間」は、明確に記載されていません。必ず決まった時間に公開されるとは限りませんので、NASBAの公式Twitterをフォローしておきましょう。
結果発表(スコアリリース)の発表前にツイートが実施されるため、日本でもその後(およそ2〜3時間後)に公開されると判断できます。なお、NASBAのツイートを日本で閲覧した際には、以下の時差が反映された状態の日付が表示されます。

- 米国中部標準時(CST)の場合:約15時間
- 米国中部標準時夏時間(CDT)の場合:約14時間
※夏時間は3月の第2日曜日から11月の第1日曜日まで(2023年の場合は3月12日から11月5日まで)

現地時間に戻すと、リリース日の前日に結果発表(スコアリリース)されることを通知していますが、日本においては当該ツイートが実施された数時間後あたり(つまり当日)となりますのでご注意ください。

USCPAの結果で注意すべきポイント

USCPAの結果で注意すべきポイントは、以下の2つが挙げられます。

- 期間ギリギリの受験を避ける
- 結果を早く確認できる術はない

期間ギリギリの受験を避ける

USCPAの結果発表(スコアリリース)を、予定されている合格発表日の「当日」に確認したい場合には、カットオフ(締切)のギリギリでの受験を避けましょう。
試験の完了後に試験データを含むファイルを送付し、そこからチェックを受けてスコアリリースとなる流れであるため、ギリギリに受験すると結果発表に遅れが生じることがあるからです。次回のスコアリリース日に変更されるといった可能性まで考えると、余裕を持った受験が好ましいでしょう。
なお、合格発表日にスコアを確認できない場合には、以下の情報をNASBAに送付すると対応してもらえることがあるので検討してみてください。

- 宛先:NASBA(cbtcpa@nasba.org
- 氏名
- 生年月日
- Jurisdiction ID
- 出願州
- 受験日
- 受験した試験のSection ID

結果を早く確認できる術はない

USCPAの結果発表(スコアリリース)は、Eyeball Trick(アイボール・トリック)と呼ばれるシステムによって本来の日付より早く確認できることがありましたが、2022年2月8日にNASBAが機能しないことをツイートし、利用できなくなりましたので「結果を早く知る方法」はありません。
Eyeball Trick(アイボール・トリック)とは、結果が発表される前に最新情報が反映される「Score Notice」を利用し、数時間だけ早く結果を確認できるシステムです。合否だけを確認できるものでしたが、すぐに確認したい人には重宝していました。
しかし、現在では利用できなくなりましたので、公式より公開されるまで待つ必要があります。合否がわかるまでの間の時間を有効活用し、ご自身の市場価値を高めておくと良いでしょう。

2024年からUSCPAの結果発表が1年4回に変更予定

USCPAの結果発表(スコアリリース)は、2024年から新体制(新試験と内容)に変わることで、1年に4回(四半期ごと)へ変更される予定です。試験の内容が変化することから、受験方法およびその回数にも変化が起きることも考えられます。
これは、「CPA Evolution」が背景にあり、そこには必要とされるスキルの高度化や変化に伴って公認会計士試験も新しくならなくてはならないといった趣旨が記載されています。徐々に情報が公開されていきますので、「公式ページ」を確認しておくと良いでしょう。
なお、移行期間の措置として、2024年1月1日時点の合格している科目は2025年6月30日まで延長される見込みのようです。

USCPAの結果に関するFAQ

最後に、USCPAの結果に関してよくある以下の質問へ回答します。

- USCPAの結果発表はいつ?
- USCPAの合格スコア・ラインは?
- USCPAと公認会計士はどっちが難しい?
- USCPAのFARの合格率は?

USCPAの結果発表はいつ?

結果発表(スコアリリース)の発表日は、AICPAの公式サイトより閲覧できます。たとえば、2023年のUSCPAの結果発表(スコアリリース)は、以下のとおりです。

【2023年1月1日から6月30日までに受験した方】

AICPAがデータを受け取った日 スコアリリース日
1月23日 2月7日
2月14日 2月22日
3月9日 3月17日
3月31日 4月11日
4月23日 5月9日
5月16日 5月24日
6月8日 6月16日
6月30日 7月11日

【2023年7月1日から12月15日までに受験した方】

AICPAがデータを受け取った日 スコアリリース日
7月23日 8月8日
8月15日 8月23日
9月7日 9月15日
9月30日 10月10日
10月19日 11月3日
10月31日 11月8日
11月26日 12月5日
12月15日 12月27日

USCPAの合格スコア・ラインは?

USCPAの合格スコア・ラインをわかりやすくするなら、各科目において75点以上です。 「点」という単位を用いていますが、正答数ではなく「0から99」までのスケールを用いた「独自のスコア」で判断されています。
USCPAの合格スコアの計算は、「正答率に加えて各問題における難易度」を考慮して決められており、正答率ではなく一定のライン(スコア75)を超えてさえいれば合格できる仕組みです。

USCPAと公認会計士はどっちが難しい?

USCPAと公認会計士を合格率だけで比較すると、公認会計士試験のほうが難しいといえます。
ただし、USCPAは学位と単位に関する要件のハードルが高い一方で、公認会計士には受験要件が定められていません。難しさだけに限らず別の要素にも目を向けて、しっかりとした準備を実施しましょう。

USCPAのFARの合格率は?

USCPAのFARの合格率は、約43〜53%です。年に4回のテストが行われており、実施回や科目ごとに異なりますが、平均すると合格率は50%前後になる推移です。
過去にAICPAが公開した合格率をまとめると、以下のとおりとなります。

年度 2018年(全体) 2019年(全体) 2020年(全体) 2021年(全体) 2022年(全体)
AUD 46.22% 51.01% 50.00% 47.98% 47.90%
BEC 59.35% 59.98% 65.60% 61.94% 59.85%
FAR 53.16% 46.31% 52.80% 44.54% 43.76%
REG 50.97% 56.34% 62.30% 59.88% 59.85%

出典:Learn more about CPA Exam scoring and pass rates | Resources | AICPA(過去分含む)

まとめ

USCPAの結果は、NASBAの公式サイトから以下の手順で確認できます。

1. NASBAにログイン
2. 「CPA Portal」を選ぶ
3. スコアを確認する

また、結果発表(スコアリリース)の発表日は、AICPAの公式サイトより閲覧でき、記載された日付のとおりにUSCPAの結果発表(スコアリリース)が実施されます。NASBAの公式Twitterをフォローしておくと、現地で結果を公開するツイートから数時間後に日本でも反映されますので、少しでも早く結果をチェックしたいときに活用してみてください。
なお、USCPAの結果を待っている間には、就活や準備をしておくと今後のキャリアプランを明確化できますし、失敗を減らして内定までの道のりを短くすることも検討できます。資格取得後のキャリアプランが明確に決められない、どのような職種があるのか相談したい、ということでしたら、マイナビ会計士へご相談ください。

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