会計士の転職市場はどうなってる? 合格前に考えておきたいこと【後編】


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マイナビ会計士編集部
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修了考査合格前でも就職・転職はスタートしている!
前編を読んで、会計士への最後の関門である「修了考査」にまだ受かってないのに、就職・転職市場のことをリサーチするのは時期尚早と思った人もいるかもしれません。でも、その考えは残念ながら大きな間違いです。
というのも、近年は修了考査に合格していなくても、公認会計士試験に合格していれば就職・転職市場で評価されるようになっているからです。以前は修了考査合格前だと「価値が中途半端」と判断されていたこともありましたが、今は会計士不足であるため状況は大きく変わっています。
つまり、会計士を目指す人であれば、常に就職・転職市場にアンテナを張っておく必要があるということ。実際に、短答式や論文式試験の合格が評価され、就職に繋がったという若手人材の声も多く聞かれるようになっています。
前半の記事でもお伝えしたように、監査トレーニー制度を設けている企業も出てきています。もし試験に不合格になったとしても、未来の合格に向けて実務をおこないながら合格を目指せるなど、多くのメリットがあります。
こういった制度の情報などもしっかりと収集し、合格前から就職・転職について積極的に検討する必要があります。
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監査トレーニーとは?
もしも、あなたが「就職や転職は修了考査が終わってから考えよう」と思っていたら、今日限りでその古い就職・転職のイメージを捨て去りましょう。ライバルは常に就職・転職情報をチェックして、希望の監査法人への道をコツコツつくっているかもしれません。
会計士の採用需要は上昇中
前編にも少し書いた通り、会計士の採用需要は高まっています。
多くの会計士が就職する監査法人は不正問題で一時、世間からは厳しい目を向けられたものの、現在も高い成長率をキープしている状態です。その背景には、会計士の人材不足に加えて、グローバル化に伴う海外進出支援をはじめとするアドバイザリー業務の好調があると言われています。
業績が好調だと、大手を中心に監査法人は積極的に人材を確保しようとします。実際に、最近は準大手から新日本、あずさ、トーマツ、PwCあらたのいわゆるBIG4監査法人への転職が相次いでいます。
そうなると今度は必然的に準大手の監査法人が人材不足の状態になるので、今は準大手も人材獲得を積極化している状況にあります。つまり、好況のタイミングであれば、最初からBIG4に就職できなかったとしても準大手などから転職することが可能になりますし、準大手への採用数も増えるというわけです。
ただ、この状態が未来永劫続くわけではないので、最新の市場動向のチェックは欠かせません。また、それに合わせて、自分なりの「キャリアマップ」を描くことも大切です。幸せの形は人それぞれなので、BIG4に就職することが全員にとってベストな選択というわけではありませんから。
自分なりのキャリアマップを描こう
公認会計士が活躍できるフィールドは監査法人だけではありません。会計事務所や一般企業、ベンチャー企業、コンサルティング会社など、さまざまなフィールドでそのスキルが求められる職種です。
たとえば、誰もが名前を知っている一流企業でも会計士をピンポイントで募集しているケースがあります。一般企業も経理や財務、経営企画などで会計士を必要としていますし、最近ではIFRS(国際会計基準)の導入対応でも需要が増加していると言われています。
コンサルティング会社は財務アドバイザリーを行っているところもあるので、そこでは企業価値評価業務などで会計士の力が求められます。経営をサポートする会計系のシステムコンサルタントとして働く会計士も少なくありません。
ここで紹介したことはほんの一例に過ぎません。もしかしたら、前例のない会計士としての働き方をあなたが確立することだってできるかもしれません。せっかく、それだけ幅広く活躍できる職種なのですから、「会計士=監査法人で働くもの」という固定観念は取り払って、自由に自分なりのキャリアマップを描いてみてはいかがでしょうか。
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転職された方の声
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進路について適切なアドバイスをしてもらえました!自分の進路について明確な答えが出せていなかったものの、どの業種に進んだら良いかなど適切にアドバイスをしてもらえました。どういったキャリアを積んでいけばより市場価値を高められるのか、候補の会社がどう違うのかを具体的に説明していただけました。(30代/会計士)
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求人の提案力と面接のフィードバックが良かった!タイムリーな求人の紹介とフィードバックの提供が良かったです。面接前の情報提供では、自分のアピールしたい強みが、面接先企業のどこに符号しており、今後の展開をどう捉えているかの思考の整理をする際に役立ち、安心して面接を迎えることが出来ました。(30代/会計士)
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