2年連続で在学中の会計士試験合格者を出した京都産業大学

学生時代に会計士試験を突破する――会計士をめざす学生にとっては誰もが憧れることではないでしょうか?
その憧れを2年連続で達成した大学があります。それは京都産業大学。
なぜ、京都産業大学はこのような快挙を達成することができたのでしょうか? その秘訣に迫ります。

監修
マイナビ会計士編集部
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2年連続で合格者を輩出
昨年11月、京都産業大学の経営学部3年生の森さんは公認会計士試験に合格しました。
京都産業大学の経営学部は、その前年も3年生の大家さんが現役合格を果たしているため、「2年連続で学部生合格」を果たしたことになります。
森さんが所属するのは、経営学部の会計ファイナンス学科。ここは一体、どのような特徴のある学科なのでしょうか?
会計ファイナンス学科はHPによると、組織における「お金」の動きに関する情報を的確に分析できる力を育むとともに、企業をはじめとする組織や個人の資金の調達やその運用についての知識を身につけ、使いこなす能力を育成するとあります。
主な専門教育科目としては、英文会計、原価計算、商業簿記、保険論が挙げられ、取得をめざす資格は、公認会計士試験(短答式試験、論文式試験)、税理士試験(簿記論、財務諸表論)、国税専門官試験、ファイナンシャル・プランナー2級、証券アナリスト試験、証券外務員試験などが並びます。
森さんと大家さんをサポートしたのは、アメリカで公認会計士として働いた経験をもつ経営学部の中田准教授と紹介されています。2年連続での現役学部合格生が、同じ先生の指導を受けていたというのもすごいですよね。
気になるのは、2人はなぜ現役学部合格を達成することができたのかということ。次の項目では、その秘訣を探ってみたいと思います。
<ココまでのまとめ>
・京都産業大学経営学部は2年連続で会計士の現役学部合格者を出した。
・合格者2人が指導を受けていたのは、同じ経営学部の先生だった。
現役合格の秘訣がここに!?
森さんはインタビューに対して、次のことを答えています。 ここに「現役合格」のヒントが隠されているのかもしれません。
・大学内の自習室で、自分と同じく公認会計士をめざす学生と日々勉強をしていた。1日10時間以上の勉強を2年以上続けた。
・10時間以上の勉強も継続していくと、次第に慣れて、負荷に感じることが減った。ストレスを感じたときは、音楽や休憩でうまくリフレッシュした。
・まわりに同じ目標をもつ仲間がいて、先輩の背中を見て育つのが自習室の伝統になっている。その環境で勉強することが「現役合格者」を出す秘訣かもしれない。
・指導者の中田先生から教えていただくというよりも、先生と「一緒に勉強する」という姿勢で取り組んでくれた。また、アメリカで会計士として活躍した経験から、会計士になるための心構えや姿勢を学んだ。
・中田先生は「10秒あったら勉強しなさい」と常々言っていた。難関の会計士試験に合格するためには「勉強ファースト」の気持ちが大切で、言葉どおり10秒あれば、友達と勘定科目の一問一答を出し合っていた。
ピックアップは以上です。
「同じ目標をもつ仲間と、ときにはライバル、ときには同志として切磋琢磨してレベルアップを続けたこと」「実際に会計士として活躍した指導者からビジョンや心構えを教えてもらったこと」「合格するためには勉強ファーストの気持ちを徹底したこと」。このあたりが森さんの現役合格の秘訣かもしれません。
まったく同じ環境に身を置くことは難しくても、「勉強ファースト」の意識をもつなど、今日から真似して実践できることはありそうですね。
<ココまでのまとめ>
・「勉強ファースト」の姿勢で、1日10時間以上の勉強を2年以上続けた。
・同じ目標をもつ仲間と、切磋琢磨しながら勉強する環境があった。
第1回 短答式試験
平成30年公認会計士試験の「第Ⅰ回短答式試験」が間近に迫ってきました。
京都産業大学の中田先生の言うように、「10秒を惜しんで」最後まで諦めずに勉強した人だけが合格を勝ち取ると信じて、残り時間を大切にしていきましょう!
受験日は12月10日(合格発表は1月17日)。試験スケジュールは以下の通りです。
企 業 法 9:30~10:30
管理会計論 11:30~12:30
監 査 論 14:00~15:00
財務会計論 16:00~18:00
どうしてもモチベーションが下がってしまうときがある人は、「会計士になってからのビジョン」を具体的に思い描いてみるとよいかもしれません。
たとえば、森さんは高校生の頃から海外で働きたいと思っていて、京都産業大学に進んでからは、アメリカで会計士として働いていた中田先生の実体験を聞いて、何となくの憧れが具体的な「夢」へと変わったそうです。これはきっと、合格するための大きな原動力になったことでしょう。
実際に森さんはアメリカで会計士のインターンシップを経験して、将来は海外で公認会計士として働くことを視野に入れているそうです。
「夢」が将来への原動力になると信じて、モチベーションが下がったときは、具体的な未来を想像してみてはいかがでしょうか?
<ココまでのまとめ>
・第Ⅰ回短答式試験が12月10日に行われる。
・モチベーションが下がったときは、会計士になった後のビジョンを思い描く。
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