公認会計士の公開求人情報

一部の求人のみご覧いただけます。お申し込み後、あなたにぴったりの求人を
ご紹介いたします。

ITの技術革新で広がる会計士の可能性

ITの技術革新で広がる会計士の可能性

爆発的なスピードで進化を続けるITの世界。

以前は“手作業”が当たり前だった仕事も、いまではITが“自動”で行ってくれます。AIやIoTの技術革新も進んでいますし、少し前には「雇用の未来—コンピューター化によって仕事は失われるのか」という海外の論文からの「20年後の将来には47%の仕事がなくなる」というショッキングな内容も話題になりました。

でも、それは本当なのでしょうか? ネガティブな面ばかりがクローズアップされている印象があるので、今回は逆の観点から「ITの技術革新で広がる会計士の可能性」について探ってみたいと思います。

マイナビ会計士編集部

マイナビ会計士編集部

マイナビ会計士は、公認会計士・試験合格者・USCPAの方の転職サポートを行なう転職エージェント。業界専門のキャリアアドバイザーが最適なキャリアプランをご提案いたします。Webサイト・SNSでは、公認会計士・公認会計士試験合格者・USCPAの転職に役立つ記情報を発信しています。

キャリアを見直したい方へ
ご自宅からでもお電話でキャリア相談できます

無料マイナビ会計士に相談する

平成30年版「情報通信白書」

総務省が発表した「平成30年版 情報通信白書」には、「世界と日本のICT」、「ICTによる新たなエコノミー形成」といった章が設けられています。

ちなみにICTとは「Information and Communication(s) Technology」の略で、IT(Information Technology)とほぼ同じ意味をもちますが、より通信を明確にした用語として使われています。

「世界と日本のICT」の章を見てみると、日本はアメリカと比べてICTに対する投資額が少ないことがわかります。アメリカは1994年以降、ほぼ右肩上がりで投資額が増加していますが、日本はほぼ横ばいの状況です。

そんな日本の状況は“さておき”といわんばかりに、世界ではAIやIoTの普及が加速的なスピードで進んでいます。2017年にはデバイス数が約270億個だったのに対して、2020年には約400億個まで増えると予想されています。

「ICTによる新たなエコノミー形成」では、AIやIoTの進化によって世の中にも大きな変化や新たな創出が生まれています。

その1つにFinTechがあります。Finance(金融)とTechnology(テクノロジー)を組み合わせた造語です。「クラウド型会計ソフト」がまさにその1つで、以前は紙ベース、またはオフライン上のデータベースで処理していたものが、いまではクラウド上で、どこでもデータを管理、編集できるようになっています。

「ICTによるインクルージョン促進」を見ると、働き方にも変化が生まれていることがわかります。遠隔でも仕事ができるテレワークは、2017年時点での利用率は13.9%とまだ低いものの、テレワークを導入した企業に対するアンケートでは「(非常に)また(ある程度)効果があった」と回答している企業が8割を超えているので、今後さらに増えていくかもしれません。

<ココまでのまとめ>

・世界ではAIやIoTの普及が急速なスピードで進んでいる。
・ITの進化により、エコノミーや働き方にも変化が生まれている。

転職を考え始めたらご相談ください
無料マイナビ会計士に申し込む

バックオフィス業務をITが代替

ここからはITの進化が会計業界に具体的にどのような変化をもたらすか、というところに着目していきたいと思います。

会計業務に関しては前述のとおり「クラウド会計ソフト」が出てきており、最近は領収書を撮影またはスキャンすることで自動データ化することができるものもあり、入力業務は以前と比べると効率化されています。

手書きの時代は転記や計算があり、煩雑な作業でしたが、いまはクラウド会計ソフトが短時間でやってくれます。そのため、いわゆるバックオフィス業務は以前と比べて圧倒的に効率的、かつ短時間で行えるものになっています。

ここでちょっと視点を変えて、ITに対する投資額の少ない日本の未来を頭で想像するのではなく、IT化が進んでいる海外の事例を見てみるとよいでしょう。たとえば、ヨーロッパの小国「エストニア」は近年“IT先進国”として有名になりました。

エストニアでは行政サービスの大半がIT化されています。日本のe-taxをさらに簡略化したようなシステムもあり、現在では法人、個人ともにほぼ100%がオンラインで申告をしているそうです。これ、すごいことですよね。

では、自動化されているから「エストニアには会計士も税理士もいないのか?」というと、まったくもってそんなことはありません。会計士や税理士は日本と変わらずにエストニアにも存在します。

存在しても「日本とは別の業務をしているのでは?」と思うかもしれませんが、そんなことはなく書類作成やコンサルティング業務などをしているそうです。つまり、どれだけシステムが自動化されたとしても、会計業務を行うためには、間に「プロフェッショナル」が確実に必要だ、ということを証明しています。

<ココまでのまとめ>

・日本の会計業界ではクラウド会計ソフトによってバックオフィス業務が効率化されている。
・行政サービスがほぼIT化されているエストニアにも会計士は“普通に”存在する。

IT化が進むからこそ「人対人のコミュニケーション」がポイントに

さらに未来のことを考えてみると、将来はこのようになっているかもしれません。企業は会計に関するデータを領収書やレシートを撮影またはスキャンして、OCRを使って自動入力。それをビッグデータにより精度が高まったAIが確認する。

そして最後に人間が確認してデータを完成させる。AIが進化していけば、いまよりも人間がデータチェックに関わる時間と手間は減っていくと考えられています。会計監査においても多くの部分が自動化されるかもしれません。

つまり、将来は「会計士の手間がいまよりも減る=持ち時間が増える」可能性があるのです。

それでもエストニアの事例を見てもわかるように、会計士という“人”は必要とされるでしょう。会計士の仕事は機械が相手ではなく、経営者や個人事業主を相手とする「対人間」の仕事です。人間はコンピュータのように正確無比ではなく、感情やそのときの状況に左右される不完全なものです。

そこに寄り添いながら、ITやAIを駆使して、そのときの状況に合わせて的確な会計上のコンサルティングをすることは、より重視されていくかもしれません。

また、「持ち時間が増える未来」に何をするかを独自に考えて、差別化を図ることも大切でしょう。そこにこそ会計士という“人”だからできる「新たな可能性」が隠れているのではないでしょうか。

<ココまでのまとめ>

・将来は会計士の持ち時間が増える。
・そのときに何をするかを考える。そこに新たな可能性が隠れているかもしれない。

転職を考え始めたらご相談ください
無料マイナビ会計士に申し込む

同じ事の繰り返し、繁忙期の激務、人間関係が――スキル面やワークライフバランスなどのお悩みはありませんか?悩みを感じ始めたときこそ、転職のプロにご相談ください。マイナビ会計士に登録する。 同じ事の繰り返し、繁忙期の激務、人間関係が――スキル面やワークライフバランスなどのお悩みはありませんか?悩みを感じ始めたときこそ、転職のプロにご相談ください。マイナビ会計士に登録する。

キャリアを見直したい方へ
ご自宅からでもお電話でキャリア相談できます

無料マイナビ会計士に相談する

マイナビ会計士を利用して
転職された方の

  • 転職された方の声
    進路について適切なアドバイスをしてもらえました!
    自分の進路について明確な答えが出せていなかったものの、どの業種に進んだら良いかなど適切にアドバイスをしてもらえました。どういったキャリアを積んでいけばより市場価値を高められるのか、候補の会社がどう違うのかを具体的に説明していただけました。(30代/会計士)
  • 転職された方の声
    求人の提案力と面接のフィードバックが良かった!
    タイムリーな求人の紹介とフィードバックの提供が良かったです。面接前の情報提供では、自分のアピールしたい強みが、面接先企業のどこに符号しており、今後の展開をどう捉えているかの思考の整理をする際に役立ち、安心して面接を迎えることが出来ました。(30代/会計士)

マイナビ会計士とは?

マイナビ会計士は会計士として働く「あなたの可能性」を広げるサポートをいたします。

マイナビ会計士は、可能性を広げるサポートをいたします

特集コンテンツ

あわせて読みたいオススメ記事

カテゴリから記事を探す

会計士業界専門転職エージェント

担当のキャリアアドバイザーが
相談~内定後までご支援いたします。

マイナビ会計士公式アカウント

人気コンテンツ

特集コンテンツ

カテゴリから記事を探す

会計士業界専門転職エージェント

担当のキャリアアドバイザーが
相談~内定後までご支援いたします。

注目コンテンツ

  • 転職成功事例

    キャリアアドバイザーを通じて、ステップアップに成功した転職成功者の方々の事例をご紹介します。

  • 転職Q&A

    転職をお考えの会計士・試験合格者の疑問や悩み、不安を会計士業界専任キャリアアドバイザーが解消します。

  • 活躍できる転職先

    事業会社、監査法人、会計事務所/税理士法人、コンサルティングファームについてをご紹介します。

  • ご紹介企業特集

    マイナビ会計士がご紹介する、企業や法人の企業情報や働く方々の声、求人情報などをご紹介します。

  • 女性会計士の転職

    復職する際の注意点や転職のタイミング、オススメ求人や転職成功事例をご紹介します。

  • 会計士試験合格者の転職

    試験合格後から会計士登録の完了までのスケジュールや流れ、登録後にやるべきことなどをご紹介します。

  • USCPA(米国公認会計士)の転職

    資格取得のメリットや、活躍できるフィールド、転職市場での価値とニーズについてご紹介します。

  • 未経験歓迎の転職

    監査法人から事業会社やコンサルティングファームへの転職方法やポイントなどをご紹介します。

あなたが理想の会計士になるまで、
私たちは全力でサポートいたします。

蓄積された実績や、非公開の企業情報などから条件にマッチした求人をご紹介いたします。
面接・応募書類対策・スケジュール調整など、転職成功へ導くため、
マイナビ会計士は転職をサポートいたします。

無料

マイナビ会計士に申し込む