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国内独立系コンサルティングファームの市場動向

国内独立系コンサルティングファームとは、他のタイプのコンサルティングファームが欧米の方式をもとにしたコンサルティングを行っているのに対し、日本式のコンサルティングを行っている企業のことをさします。クライアントとしては大企業ではなく中小企業が中心です。

国内独立系コンサルティングファームの中には全国規模の大きな企業もありますが、クライアントが地方に根ざした企業や中小企業であることが多いので、個人で独立したところや地方に特化したところなどさまざまなタイプが存在します。

実際の業務内容としては、小売業・流通業・生産業などの中小企業経営者の顧問という形で、定期的に話し合いをして問題が起こった時や業績が下向きになった時などにその問題を解決に導くという流れです。そのため一般的な経営戦略や目標達成のプレゼンテーションを行うのではなく、個別の問題の対応策を求められるという特徴があります。

また中小企業のトップや経営陣を対象とする講演会や、クライアント企業に勤める人材の育成や社員研修の開催、またそれに付随する出版物の販売などで大きな収入を得ている国内独立系コンサルティングファームも多くあります。

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国内独立系コンサルティングファームの採用ニーズ

最近の国内外における景気回復の後押しもあり、国内独立系コンサルティングファームでは新卒採用・中途採用ともにニーズが高まっています。会計士・税理士といった経理や税務の知識だけを持っている方であれば、その知識とコミュニケーション能力・対応力などの両方を求められます。

国内独立系コンサルティングファームの中には、グループでプロジェクトに取り組むのではなく、個人のコンサルタントが顧問というかたちでコンサルティングを行う企業が多くあります。また年齢や入社年数に関係なく責任のあるポジションを任せられることも多く、そのため総合的な知識と実践力を必要とされます。

新卒などの若い人材でも企業のトップと直接話し合うことが多いこの形態のコンサルティングファームでは、説得力があり、さまざまな人とコミュニケーションがとれる人材が求められます。また一つのプロジェクトを複数人のチームで取り組むほかのコンサルティングファームと違い、一人のコンサルタントが並行して複数の企業を受け持つことが多いので、多角的な視点や同時進行で業務を進められるスキルも求められます。

さらに国内独立系コンサルティングファームでは、取引先の業種や業務形態なども多岐にわたるため、そのクライアントごとに臨機応変に対応できる柔軟さも必要になってきます。このように何かの専門家ではなく、さまざまなスキルを求められる職種となりますので、経理や税務といった会計士・税理士のスキルや知識だけでなく、求められる能力を身につけていくことが国内独立系コンサルティングファームへの転職の近道となります。

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国内独立系コンサルティングファームの給与水準|コンサルティングファーム

国内独立系コンサルティングファームには大手企業からローカルな企業や、少人数の会社までさまざまなタイプがありますので企業により異なるものの、転職してすぐにでも年収500万円以上を得られるというような求人が多く存在しています。

国内独立系コンサルティングファームのキャリアステップ

国内独立系コンサルティングファームやコンサルティング会社での就職経験がない方が入社すると、まずアソシエイトと呼ばれる職位につきます。アソシエイトとしてコンサルティングの基本を学び、コンサルティング業務の一部を任せられるコンサルタントへとステップアップします。コンサルタントからは業務の一部門を任せられるチーフコンサルタントを経て、戦略コンサルタントまたはプリンシパルコンサルタントへとキャリアアップしていきます。

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