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シンクタンク系コンサルティングファームの市場動向

シンクタンクは、「think tank」と英語で表記し、直訳すると「頭脳集団」という意味の研究機関で、幅広い分野の専門家たちがクライアントの抱える課題を調査し、結果をまとめて解決策を提示します。業務内容は、マーケティング・公的機関から依頼を受けての調査・情報技術活用コンサルティング・経営戦略へのアドバイスなどです。経営戦略へのアドバイスやコンサルティングでは経営改善や事業推進を提案するため、会計士や税理士として顧問先の会計や税務、監査を行なってきた専門知識や経験が生かされます。

ここ数年で、シンクタンク系コンサルティング会社の市場は拡大しています。景気の回復に伴ったクライアント企業の業績向上により、受注が多くなる傾向があります。今までコスト削減に重きを置いていた企業が、マーケットを拡大する動きにでていることが影響し、シンクタンク系コンサルティングへの依頼件数も増加しているのです。また、海外展開を視野に入れている企業が増加しておりグローバルなマーケティングや経営戦略に対してのニーズも増えています。

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シンクタンク系コンサルティングファームの採用ニーズ

シンクタンク系コンサルティング市場の拡大に伴い採用ニーズも上昇傾向です。新卒は大学院卒を中心に採用を行っている会社が多い一方、中途採用については大学卒業程度の学歴でも採用する場合があります。一般的に会計や税務についての専門的な知識や豊富な経営コンサルティング経験はアピールポイントとなります。

書類選考の段階で、学歴と職務経験から候補者を絞る傾向があります。 コンサルティング会社によっては、大学院卒以上、MBAを取得済み、特定の分野の専門家としての評価が高いことなどの高い条件を求める場合があります。上記に該当しない場合は、会計士や税理士としての企業コンサルティングの経験が豊富でも採用されない場合もあり、採用ニーズはあっても人材を厳選する傾向があるので、狭き門ではあります。

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シンクタンク系コンサルティングファームで求められるスキル・能力・経験

シンクタンク系コンサルティングに求められるスキルは、まず、リサーチ力です。クライアントから提示された問題について調査や研究をおこない問題解決につなげるので必須のスキルとなります。また、リサーチ結果に基づき、市場やクライアントの現状を分析し、レポートを作成するため、論理的思考力や分析力が必要となります。分析結果に基づきコンサルティングを行うので、コミュニケーション能力や折衝能力も必要です。

シンクタンク系コンサルティングファームの給与水準|コンサルティングファーム

大手であれば平均年収は900万~1,000万円とかなり高水準です。大手でなくても給与水準は高めが、実力主義のため勤続年数に比例して昇給していくわけではないので、高評価を得られない場合は20代のときと40代のときで給与が変わらないという可能性もあります。

シンクタンク系コンサルティングファームのキャリアステップ

シンクタンク系コンサルティングファームではプロジェクトが終わるたびに社員を査定し、期末に個々の評価が行われます。ステップアップには高評価が必要です。情報収集や分析をして資料を作成する「アナリスト」からスタートし、クライアントにコンサルティングを行う「コンサルタント」、プロジェクトの責任者となる「マネージャー」、共同経営と営業を行う「パートナー」とステップアップしていきます。

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