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総合系コンサルティングファームの市場動向

総合系コンサルティングファームとは、その名のとおり、経営改善に関するさまざまなコンサルティングサービスを総合的におこなう企業を指します。業務は企業や事業の戦略のプランニング、ITに関する戦略の立案、システム化のための計画案の作成といった段階だけでなく、企業に関わるコンサルティングサービス全般です。

総合系コンサルティングファームの多くは、業界・業種別やテーマ・ドメイン別など多種多様な専門家を揃えることで、クライアントから求められる多様なニーズに応えています。また経営戦略・業務プロセスの改善・IT戦略などの構想を考えるところから、実践・導入に関わるサポートまで一貫して行なうことで、クライアントからの信頼を得ている企業も多くあります。

そのほかに監査法人など異なる業種と協力してプロジェクトを遂行する場合もあり、監査業務に精通した会計士・税理士も活躍できる職種です。最近では特定の業務に関するアウトソーシングまで請け負う企業も見受けられ、このような変化によって業績を上げ、急成長をしている企業もあります。

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総合系コンサルティングファームの採用ニーズ

総合的で多角的なコンサルティング業務をおこなう総合系コンサルティングファームでは、さまざまな分野の専門知識や職務経験をもつ人材へのニーズがあります。また監査法人と協力するというプロジェクトもあるので、監査業務に詳しい公認会計士の資格を持っている方へのニーズも高いようです。

しかし総合系コンサルティングファームの中には数千人もの従業員がいる規模の大きな企業が多く、就職・転職を希望する人材も多いので、出身大学といった学歴や前職の企業規模などで人材を選考するという傾向もあります。

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総合系コンサルティングファームで求められるスキル・能力・経験

さまざまなアプローチが求められる総合系コンサルティングファームでは、たくさんの分野の専門家が集まっていますので、個々のコンサルタントには高い知識や経験が求められます。またそれぞれのコンサルタントが自分の経験や知識に基づく専門分野を持ち、お互いに協力することで大きなプロジェクトを実行していくということが必要になります。そのためクライアントとのコミュニケーションだけでなく、社内でのコミュニケーションを円滑に行なうスキルも重要であり、職務経験が少ない若年層にはロジカルシンキングや思考的柔軟性、タフな精神力などのポテンシャルが求められます。

総合系コンサルティングファームの給与水準|コンサルティングファーム

大企業が多い総合系コンサルティングファームでは、給与水準に関しても比較的高い企業が多くなっています。入社直後でも500万円以上の年収が得られる企業や、入社から3~5年程度の職位であるマネージャーでは1,000万円の年収を得られる企業もあるほどです。

総合系コンサルティングファームのキャリアステップ

総合系コンサルティングファームのキャリアステップとしては、基本的に4つの役職があります。企業によって職位の名称が変わる場合がありますが、アナリスト・コンサルタント・マネージャー・プリンシパルと呼ばれることが多いようです。新卒・第二新卒者がはじめに配属されるアナリストは、プロジェクトのチームリーダーであるマネージャーや業務領域の担当であるコンサルタントの指示を受けて、情報の収集・分析などを行いながらコンサルティングの基本を学びます。プリンシパルは最高責任者としてすべてのプロジェクトの成功実現を求められる立場です。

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