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会計士試験に不合格だった......それでも転職は可能か?
2018/01/12
キャリア
会計士試験に不合格だった......それでも転職は可能か?

合格する人がいれば、そうでない人もいる。

試験は明暗がハッキリと分かれてしまう厳しいものですが、それはあくまで「試験の結果」に過ぎません。試験結果はひとまず置いておき、気持ちを切り替えて転職活動をしてみると、思わぬ結果を手にいれることができるかもしれません。

2017年10月の中途採用求人数が過去最高を更新

すでに監査法人で働きながら、また、来年の会計士試験の勉強を進めながら、「転職活動」を行っている人はたくさんいると思います。

そんな方々に朗報です。

2017年10月の転職求人倍率は、前月比-0.11ポイントの2.25倍でした。さらに求人数は前月比104.0%、前年同月比118.4%、2008年1月の調査開始以来「最高値」を更新したそうです。

業種別に見ても、すべての業種の求人数が増加していることがわかります。特に伸びた業種は「メディア」(前月比109.0%)、「IT・通信」(前月比104.8%)で、職種別で求人数が増加したのは技術系(化学・食品)」(前月比118.0%)、「専門職」(前月比115.7%)です。

長く続いた不況、買い手市場を抜け出し、いまは確実に「売り手市場」になってきています。つまり、転職を考えている方は「自分を企業に高く売るチャンス」といえるでしょう。

このデータで特に注目したいのは、専門職が前月比115.7%と増えている点です。財務・会計分野の専門職の募集も増えているといわれているので、この波は確実につかみたいところですね。

転職活動をしている方は、ぜひこのチャンスに、しっかりと事前準備をしたうえで臨み、大きな結果をもぎとりましょう!

<ココまでのまとめ>

・10月の求人数が2008年の調査開始以来、「過去最高」を記録。
・財務・会計分野などの専門職の求人数も増えている。

監査法人も求人増

監査法人の求人に目を向けても、4大監査法人が示した2017年度の合計採用数は、2016年度の実績の1%増加になっています。

東芝の不正会計問題などにより、信頼回復に向けて進んでいくことが迫られている監査法人において、優秀な会計士の確保は最優先事項といえるでしょう。そのため、今後も会計士の採用は活発化することが予想されます。

採用が活発化になれば、若者も会計士になることに魅力を感じるようになるので、現在、会計業界に蔓延する「会計士不足」も徐々に解消するかもしれません。その点、先日、平成29年公認会計士論文式試験の合格発表が行われ、2年連続で合格者数が増加したことはうれしいニュースでした。

また、DODAが2017年12月に発表した「平均年収ランキング2017」を見ると、職種では5位に「内部監査」(663万円)、6位に「会計専門職・会計士」(657万円)、業種でも2位に「財務/会計アドバイザリー(FAS)」(633万円)が入り、会計士が稼げる職業であるということが改めて伝わったと思います。

採用マーケットに話を戻すと、来年3月からは企業の決算が増え、監査法人、会計事務所は繁忙期になります。その前に会計士を確保しておきたいと考える監査法人や会計事務所は少なくないので、まさに、いまは転職のチャンスです。

「自分は会計士試験に落ちてしまったから、売り手市場といっても関係ない」と落ち込んでいる人もいるでしょう。でも、落ち込むのは早い、というかもったいないです。その理由を最後に説明して終わりにします。

<ココまでのまとめ>

・監査法人の求人も増加傾向にある。
・会計士が「平均年収ランキング2017」で6位にランクイン。

 

会計士試験不合格でも転職は可能?

転職を考えている方は、試験結果に関わらず転職活動にチャレンジしたほうがよいかもしれません。その理由は、それほどいまは「売り手市場」だからです。

多くの監査法人にとって「会計士不足」は深刻な問題です。最近は不正会計問題などにより、会計士が監査法人に就職しないという別の流れが出てきているので、会計士試験の合格者が増えたからといって、会計士を採用できるとは限らないのです。

会計士試験に合格していない、会計士ではない人でも十分に可能性はあります。

監査法人にとっては、「会計分野の知識があり」さらに「すぐに働くことができる」という2つを兼ね備えていることは評価ポイントになりえるからです。また、会計士試験に挑戦している人のなかには、監査法人で働きながら勉強をしている人も少なくありません。そういう方は、会計分野の知識に加えて、社会人経験も評価ポイントになるので、監査法人に限らず、一般企業の会計部門に転職という道も十分にあるでしょう。

ただ、1つだけ注意点があります。

「売り手市場」のときは、比較的、内定が出やすい状態です。でも、だからといって、入社したいと本気で思っていなかったところに「すぐに内定が出たから」という理由だけで入ってしまうと、後悔することになりかねません。それは双方にとって不幸なことなので、しっかりと自分の考えを確立してから、転職活動に入ることをおすすめします。

<ココまでのまとめ>

・会計士試験に不合格でも十分に内定をつかみとることができる可能性がある。
・会計知識があり、すぐに入社できることは評価ポイントになる。

           
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