公認会計士試験合格後の流れ
1.全体像
公認会計士としての開業や呼称の使用には、公認会計士名簿への登録および日本公認会計士協会への入会が義務づけられています。公認会計士名簿への登録(開業登録)には、公認会計士試験合格後に業務補助と実務補習を経て、日本公認会計士協会による修了考査に合格しなければなりません。
試験合格から公認会計士開業登録までの流れの例
公認会計士試験
短答式試験に合格した後、論文式試験を受験。
合格発表
論文式試験合格をもって、公認会計士試験合格となります。論文式試験合格者は官報に氏名まで記載されます。
就職活動
開業登録の条件の1つである実務要件を満たすため、業務補助などに該当する仕事に就く必要があります。論文式試験合格者の主な就職先である監査法人は、合格発表の当日から、採用活動をスタートさせます。
業務補助などの実務要件
実務要件として、合計2年以上の実務経験が必要です。試験合格前の実務経験も実務要件として認められます。
実務補習
試験合格後、原則として3年間、実務補習所に通学します。実務要件を満たしている人は、期間を短縮することができます。
修了考査
実務補習所の卒業試験に相当する修了考査は必要な単位数を取得しないと受験することができません。合格率70%程度で、合格できなかった場合はさらに1年間、補習所に通学しなければなりません。
開業登録
公認会計士登録の要件を満たしていることを示す書類を提出し、登録審査会の審査を受けます。
ここまでのまとめ
- 公認会計士として働くためには開業登録が必要。
- 開業登録には2年以上の業務補助の経験と原則3年の実務補習が必要。
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