【令和元年度修了考査 合格発表速報】合格者数が854名の低水準、受験者数は1,749人に増加!
延期されていた令和元年度修了考査の合格発表が本日4/17に行われました。合格された皆様、おめでとうございます!
本記事では、今回の修了考査の結果について、合格者データの傾向や特徴などを考察していきます。
今年は、
・受験者数が1,700を超える
・合格者数は昨年度と変わらず1,000人を割る
・合格率も近年で最低の48.8%
といった結果となり、全体的に特徴が見られましたので、順番に見ていきましょう。
マイナビ会計士編集部
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令和元年度修了考査の概要
令和元年度の合格発表に関する概要は下記の通りです。
【受験願書提出者数】1,896名
【受験者】1,749名
【合格者】854名
【対受験願書提出者数合格率】45.0%
【対受験者数合格率】48.8%
受験者数は昨年比で254人増加!
令和元年度の受験者数は1,749名となり、前年度の1,495名から254名増加しました。
受験者数は平成23年から平成30年までの8年間年々減少傾向にありましたが、令和元年度の受験者数は底を打ったように平成28年度の水準に戻りました。
論文式試験の合格者数が平成27年度から増加傾向にあることから来年度以降も修了考査受験者数は増えていくことが想定されます。
合格者数と合格率
続いて合格者数や合格率を見ましょう。
令和元年度修了考査の「合格者数」は前年度の838名と比較して16名増の854名となりました。昨年は過去10数年で最低の合格者数であったこともあり、平成23年度の2,378名をピークに7年連続で減少していましたが、微増とはいえ9年ぶりの増加となりました。
「合格率」は48.8%となっており、昨年が56.1%だったことを考えると、試験の難易度が高まっていることが想像されます。受験者数が同水準だった平成27年度は合格者数1,301名、合格率は71.84%であり、約500名ほど差が出ております。
「対受験願書提出者数合格率」は45.0%となり、昨年の56.1%から11.1%減となっています。
受験者数は増加したものの、直近10年を見返しても残念ながら最低水準という結果になってしまいました。
本年度の特徴と今後の傾向
修了考査の受験対象者は2年間の実務経験と3年間の実務補習を要することから、多くは平成28年(2016年)論文式試験合格者であり、上図2のように試験受験者数及び合格者数が低水準だったため、修了考査受験者数は昨年同様低水準となることが予想されておりました。
ただ、上記の通り受験者数は増加したものの、合格者数は低水準のままとなりました。
受験者数が増加している要因は、近年の合格率低下により再受験の方が増えてきていることが考えられます。そして、合格率低下の考えうる要因は、試験難易度の上昇に加え、残念ながら受験者の方の修了考査への準備不足も考えられます。
来年度、修了考査を受験される方の中にはスケジュール通り対策や勉強を進めている方もおられるかと思いますが、そんな方でも本年度の試験内容をよく理解し、余裕を持った準備で試験に挑めるように心がけましょう。
今後予想される傾向としては、平成29年度の論文式試験合格者数は平成28年度の論文式試験合格者数より100名近く多くなっております。さらに令和元年度の最終合格者は1,337名となっており、平成28年度より250近く名増加しております。
来年度の令和二年度修了考査の受験者数は増加することが予想されますが、合格者は試験難易度が緩和されない限り令和元年度と同意水準になるのではないでしょうか。
今だからこそ考えたい今後のキャリア
修了考査の合格発表後の繁忙期明けに、今後のキャリアプランを検討しようと考えていた方は多くいらっしゃるかと思います。
ただ、コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が発令され、外出の自粛や出勤の7割削減要請など在宅勤務が推進されたことで生活は一変しています。
自宅での待機時間が長引く中、今後の仕事やキャリアに不安を感じられるかと思いますが、マイナビ会計士ではこのような状況だからこそあなたに寄り添います。
コロナウイルスの影響が終息した時に、この自粛モードの今が大きな一歩を踏み出すための準備期間だったと感じていただけるようサポート致しますので、仕事・キャリアへの不安、今後の転職市場・採用動向など気になる点があれば、お気軽にお問い合わせください。
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