監査法人アヴァンティア

「監査法人アヴァンティアは、適正規模の組織のもと、会計士一人ひとりが質の高いサービスを提供することで組織の成長を目指す専門家集団です」

PROFILEプロフィール

法人代表 マネージング・パートナー
小笠原様

「監査法人アヴァンティアは、適正規模の組織のもと、会計士一人ひとりが質の高いサービスを提供することで組織の成長を目指す専門家集団です」

私の人生において、準大手監査法人に勤務した17年間は、その後の独立したキャリアを形成する上で大きな影響を与えました。中でも創業者やCEOから得たことは数知れず、監査法人アヴァンティアの土台となる価値観をこの時期に学び取りました。

設立から10年近く得た今、アヴァンティアには法人の理念や価値観を理解し、共感してくれた仲間が数多く勤務しています。中堅規模の監査法人として、社員とともに一体感をもって質の高い監査業務を提供していく――大手にも追随できないアヴァンティアだからこそ実現できるサービスをこれからも追求していきたいと強く思っています。

準大手監査法人時代、創業者に学んだ“監査法人と会計士のあり方”

準大手監査法人に勤務していた時期、多くの上場会社の監査業務やコンサルティングを経験するなかで、私はクライアントに向けた専門スキルを磨くだけでなく、企業経営に対する考えにも触れてきました。加えて、私が勤務していた準大手監査法人の創業者から直接学ぶ機会を何度も得ました。

創業者は常々、「身の丈に合った規模で事業を進めることの重要性」を教えてくれました。つまり、闇雲に規模拡大を目指すのではなく、心から信頼できる人間のみをパートナーにして、クライアントの発展に寄与すべきだと語ってくれたのです。

この時の学びから、私は監査法人のあり方や理想の会計士像を考えるようになりました。私が描いた会計士像は、自己を律し、あらゆる圧力に屈することなく監査のプロとしてモラルを持って判断・評価していく姿です。そのためには、会計士が自由職業人として活躍できる組織を新たに築くことが重要であると考えました。

そして、「適正規模」を守り、自由職業人として社員一人ひとりが質の高いサービスを提供することで、組織としての成長を目指す。このような思いを抱いて設立したのが、監査法人アヴァンティアです。

設立当初は60~70名程度が適正との考えでいましたが、実際、会計士一人ひとりがクライアントと確固たる信頼関係を築いた上で、財務情報の適正・不適正を判断できる「適正規模」は、顧客からの支持をいただき、法人が成熟するにつれて、徐々に規模感が広がってきました。今後は、非常勤を含めて100名規模の組織を目指していく方針です。

スピーディな意思決定と質の高さにおいて、Big4を凌駕する強みを持つ

当法人のクライアントは、中堅~大手の上場企業が中心です。4大会計事務所(Big4)と比較すると、意思決定の早さと質の高さにおいて突出した強みをもっていると自負しています。加えて、法人設立以来、一貫した哲学とルールをもって事業を進めてきたので、社員全員が同じ価値観を抱いており、組織として“一枚岩”の結束を誇っています。

メンバー同士の意見交換も活発ですし、例えばある社員が会計判断に迷ったとき、組織の中で統一的な見解を得ることもできます。メンバー間の信頼関係が強いのは、適正規模を守ってきたことも大きな要因としてあると考えています。設立以来、毎年顧客・従業員満足度調査を実施して、課題を抽出してそれを早期に解決する地道な活動も功を奏したと思います。

また、当法人は設立当初から社員の兼業を認めてきました。監査業務に支障のない範囲内で税務コンサルティングを副業にすることができます。これもまた、自由職業人でありたいメンバー間の信頼が築かれているからこそ、実現できている証左です。

社員一人ひとりの自立性を尊重し、自由な環境の中で業務を進めてもらっていますが、業務の質については、厳しく見ております。例えば、実務で得た成果を発表する場として、“ベストプラクティスコンテスト”を実施しています。どのような考え方をもってクライアントにアプローチをしたのか。

また、どのような手続きをもって事実を確認したのか。そして、どのような結論を得たのか。30分間の時間を与えられ、社員の前で成果を発表する場であり、多くの社員がこのコンテストに参加して、質へのこだわりについての気づきになっています。

法人の成長を通じて、監査法人全体のプレゼンスを向上させる

カネボウ、ライブドア、オリンパスを経て、東芝不適切会計問題を機に、監査法人のあり方がより問われるようになりました。監査法人がクライアントと十分なコミュニケーションを取らず、不適切な会計を看過したら、調査結果が不十分であることを理由に無意見を提出するような事態が続けば、監査法人業界そのものの評価が下がってしまうでしょう。

では、社会的にも注目度の高い監査業務を、私たち監査法人はどのように受け止め、担っていくべきなのか。その答えは、これまで通り、一人ひとりが会計士として誇りをもってクライアントの監査業務を進めていくことに尽きると考えています。しかし、どんなに質の高いサービスを提供しても、規模が小さければ社会の注目度も低くなってしまいます。

今後は、社員一人ひとりのコンディションをしっかり確認しながら、適正規模である100名前後の組織体制に広げていき、監査業務に加えコンサルティング業務の割合も高めていきながら、クライアントはもちろん、社会全体でのプレゼンスを高めていきたいと願っています。

近年、「人工知能(AI)によって会計士業界の大半の業務が取って代わる」との考えがメディアのニュースなどで取り上げられるようになりました。しかし私は、「公認会計士の根幹の業務は、経営者等との高度なコミュニケーションを伴う判断業務であり、AIでは実現不可能」との考えをもっています。

物事の本質を捉え、適切な判断内容を、経営者に説明できる“コミュニケーション能力”は、監査業務を担う会計士に必須のスキルです。監査法人への転職を考えている皆さんには、クライアントの責任者を前に、専門家として臆することなく矜持を持って向き合える会計士を目指していただきたいと思います。

最後に、当法人の採用基準は、才能ではなく相性です。私たちは、採用する皆さんを“アヴァンティアの仲間”として捉えています。「仲間とともに、長きにわたって仕事に取り組んでいけるか」という点で、皆さん自身の可能性を見出し、伸ばしていきたいと考えております。

※役職、記事内容などは取材時のものになります。

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