株式会社エスネットワークス

経営者の支援(コンサルティング)と経営者の輩出を通じて、100年続く100億円企業の創造に寄与する。これが、エスネットワークスが目指す未来です

グローカル事業本部 本部長/パートナー 白石様

PROFILEプロフィール

グローカル事業本部 本部長/パートナー白石様

経営者の支援(コンサルティング)と経営者の輩出を通じて、100年続く100億円企業の創造に寄与する。これが、エスネットワークスが目指す未来です

2003年の入社以来、中堅中小企業の事業再生や事業承継、M&A支援、ファンドビジネスなどを通じて、企業の持続的な成長を支援してきた白石様は、現在、グローカル事業本部の本部長を務めていらっしゃいます。日本企業に対して、エスネットワークスはどのような考えをもって、どのような支援を行ってきたのか。そして、エスネットワークスで働くメンバーに対して、どのような思いを抱き、その成長を支えてきたのか――。グローカル事業本部の事業内容や組織風土、エスネットワークスの理念と展望、会計士の皆さんへのメッセージなど、さまざまなお話をお聞かせいただきました。

企業の成長支援、事業再生、事業承継、M&A、地方創生――エスネットワークスが、日本企業のためにできること

常駐型のコンサルティングにより、経営の実行支援を行う

エスネットワークスは、企業に一定期間常駐し、経営者と一緒に財務や経営の実行支援を担う「常駐型のコンサルティング」を強みとしています。

経営者と真正面から向き合い、経営の現場に深く入り込んでいく当社のスタイルは、エスネットワークスが企業理念に掲げている“「経営者の支援」及び「経営者の輩出」を通じて、日本国経済に貢献する。”という言葉にすべて集約されています。

財務や管理面に課題を抱えている日本企業の経営者のために、これから先も持続的に成長していけるよう力強くサポートしていく。これが、私たちエスネットワークスのミッションです。

当社の創業は1999年で、企業経営の課題解決のために、財務面のサポートはもちろん、経営管理やIPO支援、M&A支援、企業再生支援など、企業の変革と成長を支援する為の多岐にわたるコンサルティングと実行支援を行ってきました。現在、当社はソリューション特化型の専門組織である「グローカル事業本部」と、CFO型総合組織の「経営支援事業本部」の2事業部体制をとっており、私はグローカル事業本部長を務めています。

事業再生や事業承継、M&A、地方創生、さらにはファンドビジネスなど、多岐にわたるサービスライン

事業再生や事業承継、M&A、地方創生、さらにはファンドビジネスなど、多岐にわたるサービスライン

グローカル事業本部の「グローカル」は、「グローバル」と「ローカル」を掛け合わせた造語であり、グローバルとローカルをシームレスに繋ぐサービスを展開している点に大きな特徴があります。国内向けのサービスとしては、中堅中小企業に対してビジネスコンサルティング、及びM&A支援を行っています。

「企業の変革を支援すること」を当社のビジネスコンサルティングと定義しており、事業再生や事業承継、M&Aなどのニーズに対応しています。加えて、福島相双復興推進機構や地域経済活性化支援機構(事業再生関連)など、パブリックセクターへの支援を通じた地方創生・再生、及び地域経済の活性化にも関与しています。

また、企業が持続的に成長を続けるために、海外進出を選択されるケースも少なくありません。そこで、日本企業のアジア進出もサポートしています。

加えて、当本部でファンド事業を管掌しており、複数のファンドのジェネラル・パートナー(GP株主/無限責任組合員)として、PEファンドの運営にも関与しております。その一つである「REVICパートナーズ」は、当社と地域経済活性化支援機構との合弁会社として設立され、「地域中核企業支援ファンド」を共同運営しておりました(2021年3月末で終了)。当ファンドでは、地域の中核企業の成長・再成長を支援する為に、ファンドからの資金支援のみならず、投資先に対して経営支援人材を派遣し、投資先企業を支援しました。当社からは5名が転籍出向のうえ、ファンド運営及び投資先の支援をおこないました。

このプロジェクトには、私自身、REVICパートナーズの取締役/ファンド担当室長、及びファンドの投資委員を務めるなど、深く関与しました。 現在、中堅中小企業の有用な経営資源と経営改善機会に着目して、当社の経営支援人材力を背景にした事業承継・事業再生ファンドの新規組成を考えております。日本には優れた技術や製品、サービスを有する中堅中小企業がたくさんあり、ファンド事業を通じて、企業の経営改善や成長を力強く支援していきたいと願っております。

多様な人材が集まる組織。メンバー一人ひとりに成長の機会を与える

このように、グローカル事業本部のサービスは多岐にわたっています。メンバーは53名(2021年4月現在)。

そのうち、公認会計士の有資格者は8名、金融機関出身が4名、そのほか、コンサルティングファーム出身者などで構成されていいます。また、新卒採用も積極的に進めており、メンバーの半数を新卒者が占めています。加えて、外国籍のメンバーも在籍しています。

多様な人材が集まっているからこそ、メンバー同士がお互いをよく知ろうとする組織風土が根付いており、組織を横断した交流も活発です。人とのかかわりを大切にしており、社員同士の絆が深いのもまた、当社の大きな特徴と言えるでしょう。

また、当社の社員はチャレンジ精神旺盛です。私たちも社員一人ひとりが成長していけるよう、メンバー一人ひとりのこれまでの経験を踏まえてアサインを調整しています。時には他チームのプロジェクトを意図的にアサインすることもあり、これもまた、組織間に壁のない当社の強みを生かしたアサインと言えるでしょう。

多岐にわたる経営課題と向き合い、経営者のために何ができるかを考える

財務・会計の高度な専門性を、M&A支援や事業再生支援に活かす

では、公認会計士の皆さんが当社に転職した場合、どのようなスキルや経験を発揮することができるのでしょうか。

公認会計士試験を通じて得た会計の知識はもちろん、監査経験も大いに活かすことができます。特に監査経験のある会計士の皆さんは、監査先企業が属する業界の動向や法規制の変遷、同業他社の状況、監査先企業の経済活動及びその活動の結果として数字が出来上がるプロセスや内部統制の仕組みを数多く見てきているのですから、その強みを活かさない手はありません。

例えばM&A支援では、数字という客観的な指標を使って経営判断に資する情報・資料を作成する。つまり、経営者が意思決定をするために、科学的かつ客観的な数字が重要な要素となります。財務・会計の専門性を備えた会計士の皆さんなら、数字の意味を考え、分析する力が備わっており、クライアントにとって付加価値の高いコンサルティング力を発揮していくことができるでしょう。

事業再生も同様で、財務デューデリジェンスやビジネスデューデリジェンスを行って、企業が置かれている状況や事業を客観的に数字で分析していきます。対象となる企業のみならず、他社との比較や、業界全体の現状・動向を分析することもあります。こうして対象となる会社の経営課題を整理し、経営者や現場へのヒアリングを通してその会社の問題点を洗い出し、企業の再生に向けた事業計画とアクションプランを策定。その後も実行支援やモニタリングを進めていきます。その全てのプロセスでモノをいうのが、数字です。

このように、財務・会計を主たるコンサルティング領域とする当社において、全てのサービスに共通して数字を分析し、駆使するスキルが求められるのです。そして、時にはクライアントの経営課題が財務会計領域以外、例えば人事やIT、事業領域(海外進出、新規事業開発等)に及ぶこともあります。いずれにしても、会計士の皆さんであれば、財務・会計に関するベーススキルを有していますので、それを礎に活躍頂けるものと考えています。

なお、日本企業のアジア進出支援にも、多くの会計士が関わっています。日本及び海外で活躍する日本人メンバーの半数は公認会計士の有資格者です。現地調査やライセンス取得から関与し、実際の海外進出後については、経営管理面でのサポートや日本における経営実行支援と同様に常駐型で現場での実行支援も行います。

財務・会計の高度な専門性を、M&A支援や事業再生支援に活かす

多くの経営者と向き合った結果、たどり着いたコンサルティングのポリシー

私自身は、公認会計士試験合格後の2003年に当社に入社し、18年にわたってキャリアを重ねてきました。私が経営者に向き合う上で大切にしているポリシーは、「企業が持続的に成長していくために何ができるか」を考え、それを実行することに尽きます。

私たちが行っているコンサルティングは、単に相手の要望に応えることではありません。「クライアントのために」という視点を抱き、調査・分析を行ったうえで、客観的な根拠をもって経営者に対して課題を認識させ、解決の方法を提示することにあります。何よりも、私たちが提示したデータや分析結果は、経営者が意思決定の材料となることを忘れてはなりません。

もちろん、入社当初からこのようなポリシーを抱いていたわけではありません。入社当初は、「クライアントの要望に応えたい」という強い思いで、経営者と向き合ってきました。しかし、クライアントの要望を聞き、自分なりに応えてきたものの、ふと、「この提案で、会社の持続的な成長につながるような実行支援ができるのだろうか」と、疑問に感じるようになったのです。

幸いなことに、私は心から尊敬できるエスネットワークスの諸先輩方の背中を見て、コンサルタントとしてのあるべき姿を学ぶことができました。そして、数多くの経営者と向き合うなかで、「目の前にいる経営者のために、本当に必要なことは何だろうか」と考える機会がありました。その結果として、現在のポリシーにたどり着いたのです。

「中堅中小企業投資100社」を通じて「経営人材輩出100人」の実現を目指す

日本企業の持続的成長のために。エスネットワークスが描く「未来の姿」

冒頭で、当社の企業理念についてお話しましたが、加えて当社は“100年続く100億円企業の創造”を事業理念に掲げています。今後、私たちはCFO機能の提供を通じて、日本及びアジア地域に事業展開をしているベンチャー企業や中堅中小企業の持続的成長をサポートしていく方針です。

そして、上述の企業理念と事業理念を根底に据えたうえで、「中堅中小企業投資100社」を通じて「経営人材輩出100人」の実現を目指しており、ファンドビジネスを通じてこの目標を達成していきたいと考えています。つまり、当社のファンドビジネスを通じて、より若い世代に経営関与の機会を提供し、日本のプロ経営者人材層の厚みをつくるべく経営人材100人を輩出していく。これにより当社が経営支援人材を輩出するプラットフォームとなることを目指しています。

少子高齢化が進む日本において、大多数を占める中堅中小企業の経営を支援することは非常に意義の大きな取り組みだと自負しています。中堅中小企業の潜在的競争力と経営改善機会に着目し、企業の持続的発展及び生産性向上のために中堅中小企業の支援を通じて、地域経済の活性化はもちろん、ひいては日本経済全体の発展に寄与する。これこそが、私たちエスネットワークスに課せられた使命なのです。

グローカル事業本部では、これまで行ってきたM&Aや事業再生・事業承継、地域創生の領域をより強化していく一方、DX領域にも進出し、AIやDXの側面からクライアントの経営支援を行っていく予定です。

日本企業の持続的成長のために。エスネットワークスが描く「未来の姿」

成長意欲とチャレンジ精神、仲間を大切にする姿勢をもった方に

もし、皆さんがエスネットワークスの理念に共感し、取り組みに興味を持ってくれたのなら、ぜひ、当社の仲間になってもらえたらと願っています。私たちが皆さんに求めるのは、成長意欲とチャレンジ精神です。

会計士のベースとなる専門性を発揮しながら、時には専門外の領域に携わる機会も出てくるでしょう。そんな時、「専門外だから」と否定するのではなく、新しいことに踏み込んでいく好奇心旺盛な方を求めています。実際、会計以外の領域にもチャレンジすることで、皆さんはプラスアルファの専門性を身につけることができます。それは、皆さんの大きな「強み」となるでしょう。

最後に、私たちは人とのつながりを大切にしています。何か新しいことに取り組む時、一緒になって考え、支えてくれる仲間や先輩が必ずいます。共に働く仲間と一緒に、互いに高め合いながら成長していく。これから入社する皆さんにも、このようなやりがいを当社で実感していただけたら本望です。

※役職、記事内容などは取材時のものになります。

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