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あずさ監査法人が「デジタル監査」を強化へ
2018/11/07

あずさ監査法人は2年後に「次世代監査技術研究所」を60人から100人体制に強化するとともに、デジタル監査をさらに前進させていく方針を明らかにした。

次世代監査技術研究所は、新しい監査技術(データ分析及びAI等のテクノロジーを活用した監査)の研究開発、AI、Robotics等を活用した新しい監査技術の研究開発、監査におけるデータ分析業務の導入(データ分析の要件定義、データサイエンティストチームとのコミュニケーション、分析結果の解釈と洞察の提供など)を主な業務内容とするデジタル監査の専門部署。

新たに増やす40人のメンバーはデータ分析関連の専門家が占める予定という。

統計的なデータを用いた判断により監査のポイントを提示するデータ分析は既に監査の分野に導入されていて、今後はさらにデジタル監査の領域を強化していく方針だ。

ただ現状では、多様性に富んだ言語である日本語はAIにとっても学習が難しく、不正検知の精度を向上するという課題があるという。

編集部からの一言

こういうニュースを見ると、いよいよAIが本格的に現場に入ってくるフェーズに入ったかと実感する。

既に一部では導入されているというが、今はまだ人間の「サポート」というイメージだが、今後、AIが進化していけば、人間がAIの「サポート」をする側に回るようになるかもしれない。

ただ、それは悲劇的なことではなく、手間のかかる業務をAIに任せて、人間はより創造的な分野に注力することができるとも言える。

今後、AIは世の中をどのように変えていくのだろか。

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