元プロ野球選手の公認会計士がアスリート支援の強化に取り組む
2018/09/26
公認会計士であり、一般社団法人 アスリートデュアルキャリア推進機構(ADCPA)の代表理事である奥村武博氏は,1998年に阪神タイガースに投手として入団した元プロ野球選手。
2001年に現役を引退し、一般企業を経て、2013年に公認会計士に合格した。
奥村氏が昨年10月に設立したADCPAの名称に含まれる「デュアルキャリア」とは、“人としてのキャリア形成”と“アスリートとしてのキャリア形成”の両方に同時に取り組むという意味があり、ADCPAでは、今後さらにアスリートへの支援を強化していくという。
現役を引退したアスリートのキャリア選択の支援は「コミュニティー形式」を想定し、①就職・企業・出店の支援、②大学・大学院などの紹介、③指導者の養成機関の紹介などに取り組むとしている。
巨人や横浜ベイスターズで活躍し、先日引退を発表した村田修一選手は同団体の特別アンバサダーに就任することも決定しているという。
編集部からの一言
プロのアスリートにとって「現役引退」は、ある日突然やってくることも少なくない。
どれだけ有名で人気のある選手でも、常に好成績を出している選手だとしても、大きなケガをしてしまえば現役を続行することは難しい。
奥村氏もプロ野球選手だった期間は約3年と非常に短い。
その後に公認会計士になるというセカンドキャリアはかなり特殊だが、商業高校時代に簿記を学んでいたことが会計士というキャリアを描くうえで役に立ったという。
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