会計士が制作した「お金の教科書」が全国展開へ
2018/09/12
公認会計士・作家の肩書をもつ合同会社フォルケの代表社員・眞山徳人氏はクラウドファンディングプロジェクト“貧困を連鎖させないために、「お金の教科書」を作りたい!”を通して、8月末に『ぼくらの夢がかなう! おこづかいのヒミツ』を制作した。
この書籍を全国展開するために「こども食堂ネットワーク」とコラボレーションを実施するという。
こども食堂ネットワークは、全国各地から350以上のこども食堂が参加している国内最大級のネットワークであり、さらにその輪を広げるために活動を行っている。
今回のコラボは、同ネットワークの事務局から各地のこども食堂に寄贈の依頼を呼びかけ、希望するこども食堂に合同会社フォルケから必要部数を寄贈するというものだ。
眞山氏がお金の教科書を制作した背景には、自身が18歳のときに父の勤務先が倒産し、新聞配達や深夜のアルバイトをして大学に通った経験があり、お金の怖さを目の当たりにしたことがあるという。
編集部からの一言
フォルケによると、国内には貧困に苦しむ子どもが約300万いるという。
眞山氏は自身の体験だけでなく、会計事務所で働いていたときに大学会計の監査を担当し、学費を払えない親の苦しみも知り、“貧困の連鎖”を断ち切りたいと考えたそうだ。
お金を怖いものから有用なものに変えるには“教育”が必須。
日本は子どもに対して積極的にお金のことを教えない、話さないという空気感があるが、お金なしでは生きていけないのも事実だ。
早いうちから教育をする文化が広まっていくだろうか。
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