マイナビ会計士は皆様のお役に立てる情報をお届けいたします。

「会計事務所白書 2018年 特別編」が公開
2018/09/05

MJS(ミロク情報サービス)は、事業主および税理士・公認会計士の約600人に対してIT化推進に関する実態調査を行い、その結果を「会計事務所白書 2018年 特別編」に公開した。

レポートによると、「職場のIT活用状況」はスマートフォン・タブレット端末が49%と1位で、「IT導入に対する課題」として最も多く挙げられたのは、価格(費用対効果)だった。

会計事務所から顧問先へのIT導入サポートに関しては、IT関連情報を提供していない事務所が49%に対して、提供していると回答した事務所は19%。

「顧問先へIT機器やサービスを導入したことがありますか?」という問いには、「ない」が54%で過半数を占めていることがわかる。

補助金に関しては、「IT導入に関する補助金などを活用したことがない」と答えた事務所が88%にのぼり、その理由としては「本業以外やらない」「サポートが面倒」「導入の責任が持てない」という声が多く寄せられた。

編集部からの一言

世の中のIT化が急速なスピードで進むなか、「会計事務所白書 2018年 特別編」の結果を見ると、会計業界はまだ「IT導入に対して消極的」という状況が浮き彫りになった。

IT導入補助金の制度があるが、「サポートが面倒」「導入の責任が持てない」と考え、結局はIT導入が進まない現実が垣間見れる。

会計業界にIT導入が必須化はさておき、IT導入をさらに進めるためには、補助金制度を整えるだけではなく、会計事務所のIT導入を完全サポートするサービスも必要なのかもしれない。

会計業界ニュース バックナンバー
会計 ニュース 一覧へ

アクセスマップ