マネーフォワードがクラビスを買収
2017/11/08
ビジネス向けクラウドサービス「MFクラウドシリーズ」を提供するマネーフォワードは会計データ記帳代行のクラビスを買収すると発表した。クラビスは領収書や請求書などをスキャンするだけで1営業日以内に会計データに変換するクラウド記帳ソフト「STREAMED」を提供している。
マネーフォワードはクラビスを買収することで、以下3点を実現すると発表。1つは記帳業務の全自動化。「STREAMED」の強みである「アナログデータの記帳自動化」と、「MFクラウドシリーズ」の強みである「デジタルデータを活用した記帳自動化」の連携を強化し、記帳業務の全自動化の実現を目指す。2つめはマーケットの拡大で、今後は現状と比べて10倍に広がるという。3つめは、「STREAMED」とマネーフォワードの「MFクラウド会計・確定申告」のデータとテクノロジーを融合することでバックオフィス業務におけるAI活用国内No1を目指すという。
編集部からの一言
テクノロジーの発達により「時代はペーパーレスになっていく」と言われてきたが、ペーパーレスにはなっていないのが現状だ。
個人事業主や中小企業だけでなく、多くの企業が領収書や請求書などの紙データを入力して、デジタルデータ化している現状があり、この労力は決して少ないものではない。マネーフォワードがクラビスを買収したことで本当に「記帳業務の全自動化」が実現すれば、ペーパーレスの実現に一歩前進するだろう。
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