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監査大賞の発表 全国市民オンブズマン連絡会議
2017/09/06

全国市民オンブズマン連絡会議は、「2017年版 包括外部監査の通信簿」を発表した。包括外部監査とは自治体の行財政を弁護士や公認会計士らがチェックする制度のことで、評価対象は、

①平成28年度包括外部監査実施全自治体122自治体の、全監査報告書128テーマと、②平成26年の包括外部監査実施自治体(119自治体)の、監査報告書(127テーマ)に対する実施自治体(行政当局)の措置通知等の対応状況だ。最優秀の「オンブズマン大賞」を受賞したのは、青森県と岐阜市の各監査人。青森県は食育や食品ロス関連の事業を検証した点、岐阜市は債務管理事務を点検した点が評価された。

また、平成26年度から28年度まで3年連続同一自治体での活用賞以上を受賞した監査人に贈られる「オンブズマン功労賞」は、青森県包括外部監査人・倉成美納里氏、滋賀県包括外部監査人・村尾愼哉氏、岐阜市包括外部監査人・芝英則氏の3名がそれぞれ受賞した。

編集部からの一言

各自治体の措置対応は、A~Eの5段階のランク分けで評価される。A:良、B:普通(さらに改善は望まれるが)、C:改善を要する、D:悪く、抜本的に改善を要する、E:ゼロ評価(最悪で失格)といった内容だ。評価の内容は全国市民オンブズマン連絡会議のホームページ上の、「2017年版 包括外部監査の通信簿 結果発表」に公表されている。今回は福山市がE判定となり、改善の要望が出されているため、今後の改善策に注目したい。

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