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城南信用金庫とfreeeが業務提携を発表
2017/08/09

城南信用金庫はクラウド会計ソフトを開発・販売するfreeeとの業務提携を発表した。freeeにとって信用金庫との初の提携になる。freeeは、①バックオフィス業務の効率化と経営課題の解決を目指す、②新たな金融サービスの共同開発を検討、③「五反田バレー」(freee 本社および城南信用金庫本店所在地のある品川区五反田地域は「創業の街=五反田バレー」と呼ばれている)を中心に、地域経済の活性化を推進の3本を柱に掲げている。

freeeのクラウド会計ソフトは銀行口座またはクレジットカードの明細から自動で勘定科目を仕訳して会計帳簿を作成できるため、行員の会計業務の負担を減らし、本業に経営資源を集中できるという利点があることから、今後は金融とITを組み合わせた「フィンテック」で新たなサービスの共同開発も検討する考えだ。城南信用金庫企画部は「五反田を創業の街としてアピールするきっかけにしたい」と話している。

編集部からの一言

「五反田バレー」と呼ばれる品川区五反田地域は、渋谷や六本木と比べて賃料が安いと言われている。とはいえ、渋谷駅までは電車で7分、東京駅までは17分、新幹線の止まる品川駅までは2駅という好立地であり、駅周辺は飲食店も多数軒を連ねているため、スタートアップを中心に「起業に適した街」として注目を集めている。今回の城南信用金庫とfreeeの提携は、「五反田バレー」の注目度をさらに上げるきっかけになるだろう。

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