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上場を目指す企業にも対応したプランが登場――「クラウド会計ソフトfreee」
2017/03/08

freee株式会社は3月6日に、「クラウド会計ソフトfreee」の新たなプラン「エンタープライズプラン」の提供を開始した。内部統制・監査に対応した新プランは、経済産業省公の「システム管理基準追補版(財務報告に係るIT統制ガイダンス)追加付録」に準じて必要な機能が搭載されている。

追加された機能は開始残高・期末残高更新履歴表示、ユーザー情報の更新履歴の確認、仕訳承認履歴の表示および承認者指定による検索などで、上場準備を進めている企業も使用できる。専用サポートデスクの利用が可能で、機能の操作方法に関するチャットや電話によるサポートのほか、有償で監査対応に必要な書類の提供、監査人往査への対応も行う予定だ。

3年後には新規上場企業のうち約半数のシェア獲得を目指すとするfreee株式会社は、エンタープライズプランの登場によって設立初期の企業から上場を目指す企業まで、幅広い層のスモールビジネスに対応する。

編集部からの一言

エンタープライズプランは上場準備段階の企業だけではなく、内部統制が必要な上場企業や資本金5億円以上または負債200億円以上の株式会社も使用可能で、メリットは企業の成長期にソフト変更が不要な点だ。価格は個別見積もり。「クラウド会計ソフトfreee」の網羅する範囲が拡大を続けている状況を見る限り、会計士は、freeeを含むクラウド会計ソフトとの“付き合い方”を真剣に考えなければいけない時期に来ている。

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