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横浜銀行がfreeeと提携し、AI会計をスタート
2017/01/04

地銀最大手の横浜銀行は、企業の業績や動向を分析する会計サービスを導入することで、インターネット申し込みに対しては仮審査結果を即日で回答するという。これは横浜銀行とクラウド会計ソフト「freee」の連携により実現したもので、審査に必要な情報をfreeeから横浜銀行へ提供するという仕組み。具体的な方法は、横浜銀行が用意するWebサイト「融資仮審査申し込みページ」に必要事項を記載した後、横浜銀行のアカウントをfreeeの管理画面から招待。

横浜銀行はfreee上の企業データを確認、審査し、結果は電話で伝えられる。仮審査を通ると、本審査を所定の手続きで実施するという流れだ。これまで仮審査の段階で必要な情報や書類を集めるため多くの時間を要する企業もあったことから、横浜銀行は仮審査をスムーズにすることでベンチャー企業の取り込みを期待しているという。融資は最長5年の上限5,000万円で、金利は0.25%。

編集部からの一言

横浜銀行の「AI会計」を利用するためには、freeeが認定する「freee 2つ星認定アドバイザー」か「freee 3つ星認定アドバイザー」の会計事務所と顧問契約を結んでいることが必要条件になっている。資金繰りが経営の命綱で、急にまとまった金額が必要になる中小企業にとっては「通常2~4週間かかる融資期間 が約半分になる」というメリットは大きなものだ。会計事務所の契約を見直すというところも出てくるか。

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