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freeeが中堅企業向けプランの提供をスタート
2016/06/08

クラウド会計ソフトfreeeを提供するfreee株式会社は6月1日より中堅規模の法人へ向けたサービス「ビジネスプラン」をリリースすると発表した。使用料金は一法人あたり月額3,980円で、使用する従業員1人につき月額300円が追加される。ビジネスプランの特徴は「クラウドERP」(ERPとはEnterprise Resource Planningの略で統合基幹システムのこと)をコンセプトにしている点だ。

1990年代から大企業は多額の資金を投入して財務会計・販売管理・人事労務などの業務を一体にするERP化を進めてきた。それによって余計な手間を省きデータ活用を最適化してきたが、中堅企業はコスト面からERP化があまり進んでいないという状況にあった。今回のリリースによりクラウドの特性を生かし、給与計算・財務会計・販売管理・人事労務の各業務システムを統合的に運用することで、コスト削減が期待できるという。

編集部からの一言

freeeが目をつけた国内中堅企業(従業員数50名前後)市場は「勘定奉行」や「PCA会計X」が席巻しているが、クラウドによる効率化という点では未開の部分が多く、freeeにチャンスがあると見る専門家は多い。今後はモノのインターネット化と呼ばれるIoT(Internet of Things)化を視野に入れ、在庫・生産管理などのシステム開発に取り組んでいるというfreeeの動向から目が離せない状況だ。

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