マイナビ会計士は皆様のお役に立てる情報をお届けいたします。

マイナビ会計士は皆様のお役に立てる情報をお届けいたします。

幅広いキャリアを描くことができる会計士の魅力
2017/11/24
コラム
幅広いキャリアを描くことができる会計士の魅力

会計士の魅力の1つに「幅広いキャリアパス」を描くことができる点があります。
監査法人に就職するだけでなく、一般企業の財務にかかわることやコンサルティングファームでプロフェッショナルの道を進むこと、さらに独立・開業など、バリエーションが豊かでさまざまなキャリアの可能性がある職業です。
今回は実際の事例を交えて見ていきましょう!

幅広いキャリアパス

金融庁は公式HP上に「公認会計士試験合格者と公認会計士の活動領域の拡大に向けて」というページを制作し、公開しています。
そこには、1. 合格者等の活動領域拡大への期待、2. 経済界における会計関連業務の今後の動向、3. 実務経験として認められる多様な職種、以上3つの項目について記載があります。
なかでも「2. 経済界における会計関連業務の今後の動向」では、企業内で働く公認会計士の役割がますます重要になると述べています。
企業内の会計関連業務は、経理だけでなく、内部監査、M&A、経営戦略と多岐にわたります。さらに年々、それらの業務は“複雑化”していて、グローバルでの競争も激しくなるなか、海外での企業買収のための会計知識など、会計のプロに求められる役割が高度化し、増えている状況にあります。
つまり、企業の会計士に対するニーズが増える可能性があるのです。

金融庁は公認会計士の可能性について、日本公認会計士協会と協力のもと、1冊のパンフレットをまとめています。その名も「公認会計士・試験合格者の活躍フィールド」。次節で、その内容について詳しく見ていきましょう。

<ココまでのまとめ>

・金融庁はHP上で公認会計士の幅広い可能性について言及している。
・企業の業務が複雑化する現在、会計士へのニーズがますます高まる可能性も。

パンフレット「公認会計士・試験合格者の活躍フィールド」

パンフレット冒頭の「公認会計士・試験合格者の様々なキャリアパス」では、会計専門家の専門的知識などが求められる分野の例を示しています。それは以下のとおりです。

①事業会社
・経理、原価管理 ・連結決算への対応 ・経営戦略の企画

②官公庁
・金融機関の検査 ・財務状況の分析 ・財政支出に対する監査

③金融機関
・融資業務 ・資金管理、運用 ・事業再生

具体的な事例として、先輩会計士の話を紹介されているので見てみましょう。

<マーケティング企業の経営戦略部に転職>
澤さんは公認会計士試験合格後、まずは大手監査法人に就職しました。国際部に所属し、監査からアドバイザリーまで幅広く経験し、国内外のIPOやIFRS導入の仕事など、実績を積み上げてきました。
その後、スキルセットとキャラクターがより合致すると感じたマーケティング企業へ転職します。転職先では、月次予算管理や海外子会社の統合、特務事項対応に携わり、大きなやりがいを感じているそうです。
日々充実していることから、後輩会計士に対して、公認会計士「らしい」キャリア以外に目を向けることもすすめています。

大手監査法人で会計士としての経験を積み、日々成長を実感していたようですが、自分の人生をさらに充実させるためにはどうしたらいいかを考えたときに、監査法人以外の仕事先が見えてきたのかもしれませんね。
会計士試験の勉強を頑張る → 会計士試験に合格 → 監査法人でずっと働く
これも1つの素晴らしい会計士のキャリアパスですが、そのときどきで、何が最も自分に合っているのかを見直してみることも大切です。

<ココまでのまとめ>

・金融庁はパンフレット「公認会計士・試験合格者の活躍フィールド」を制作。
・大手監査法人からマーケティング企業へ転職した会計士の事例が紹介されている。

証券会社の監査部に就職したケース

パンフレットには、ほかにもさまざまなキャリアパスの事例が紹介されています。

<証券会社に転職>
日下部さんは監査法人時代、金融機関の監査業務に携わり、組織運営・案件企画・プレゼンテーション・交渉など、さまざまなスキルを身につけました。
その後、「会計にとどまらず、自分の特色を生かした力を試したい。外部の人間としてではなく、当事者として業務の行く末を最後まで責任をもちたい。関係者に喜んでもらいたい」と考えたことをきっかけに証券会社への転職を決意しました。
証券会社では内部監査体制構築を任され、部署の立ち上げや経営報告に携わり、その後は内部監査の責任者に。現在は10年めを迎えているそうです。

後輩会計士へのメッセージでは「試験合格は広くて深いビジネスへと飛び込んでいける道具・きっかけを取得したということにすぎません。(略)プロフェッショナルとしての業務に加え、自身での主体的な意思決定と価値判断、積極的な発信、他者との連携などが求められています。そうしたことにぜひこれから、挑戦していきましょう」とエールを送っています。

今回は、会計士のさまざまなキャリアパスの可能性について紹介しました。
もちろん、監査法人で働き続けることが悪いということは一切ありません。先輩たちの話を見て思うのは、「自分にとってベストな選択はどこか」を常に考え、実行に移せるだけの広いキャリアパスが存在することも、会計士の魅力なのかもしれませんね。

<ココまでのまとめ>

・監査法人から証券会社に転職し、内部監査の責任者になった会計士のケース。
・「自分にとって何がベストか」、常に考えることが大事。

合わせて読みたいオススメコンテンツ
バックナンバー 一覧
会計業界コラム 一覧へ

アクセスマップ