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修了考査合格発表後の総評

修了考査合格発表後の総評

平成28年度公認会計士試験 修了考査の合格発表が4月10日に行われました。
そこで今回は、平成28年度 修了考査の「総評」と題して、合格者数や合格率、今後の傾向などをまとめていきたいと思います!

マイナビ会計士編集部

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氏名非公表の合格発表が可能に

昨年12月17日と18日の2日間で行われた修了考査。
修了考査とは、公認会計士になるための「最後のハードル」です。公認会計士試験に合格 → 2年以上の実務経験 → 実務補習の受講/修了考査の受験・合格 → 内閣総理大臣への登録。
このプロセスを経て、ようやく晴れて「公認会計士」を名乗ることができるのです。
修了考査の合格率は、毎年70%前後になっています。平成28年度公認会計士試験 論文式の合格率10.8%と比べると非常に高く、「修了考査は頑張って勉強すれば受かる」と言われることがありますが、裏を返せば公認会計士試験に合格した3割の人達が落ちているという現実があります。平成28年度 修了考査の合格発表に関する情報は次の通りです。

受験願書提出者数:1,785名
受 験 者:1,649名
合 格 者:1,147名
対受験願書提出者数合格率:64.3%
対受験者数合格率:69.6%

さて、この修了考査の合格発表で今回から変更になった点がありました。
それは受験者本人から申請すれば、氏名を伏せて受験番号のみでの公表が可能になった点です。
実際に、今回は24名が氏名非公表を選択しています。個人情報保護の流れが強まっている現在は、Web上に半永久的に履歴が残る氏名公表に対する感覚も変わっているため、今後は氏名非公表が増えていくのかもしれませんね。
さぁ、それではいよいよ平成28年 修了考査の総評に進んでいきましょう!

<ココまでのまとめ>

・修了考査に合格して、初めて「公認会計士」を名乗ることができる。
・平成28年度 修了考査の合格発表から「氏名非公表」を選択できるようになった。

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修了考査の総評

平成28年度 修了考査と過去のデータを比べてみましょう。

年度 願書提出者数 受験者数 合格者数 合格率(対受験者数)
平成28年度 1,785名 1,649名 1,147名 69.6%
平成27年度 1,954名 1,811名 1,301名 71.8%
平成26年度 2,201名 2,030名 1,438名 70.8%
平成25年度 2,468名 2,262名 1,528名 67.6%
平成24年度 2,814名 2,593名 1,846名 71.2%

合格率は毎年70%前後で推移しており、今年も69.60%と平年並みでした。
一方で、願書提出者数、受験者数、合格者数は全て減少していることがわかります。合格者数に至っては、11年前の平成18年度が827名でしたが、過去10年で見ると、今年は最低値を更新しています。
合格者数が減少している状況を見ると、「修了考査が難しくなっているのでは?」と考えてしまう人もいるかもしれませんが、平成28年度 修了考査の主な受験対象者は平成25年公認会計士試験の合格者――つまり減少が続いていた年の合格者のため、修了考査も同様に減少するのは自然の流れと言えるでしょう。

念のため、公認会計士試験の合格者数の推移も記載しておくと、
平成22年:2,041名
平成23年:1,511名
平成24年:1,347名
平成25年:1,178名
平成26年:1,102名
平成27年:1,051名
平成28年:1,108名
と、27年までは減少を続け、28年に9年ぶりに増加したことが大きな話題になりました。

来年(平成29年度)の修了考査の主な受験対象者は平成26年の公認会計士合格者のため、修了考査の合格者数は今年と同様に減少することが予想されます
今回の修了考査合格者1,147名全員が公認会計士協会の正会員登録を行った場合、正会員の公認会計士数は29,303名(平成28年12月31日現在)から30,450名へ、約3.91%増加することになります。

合格して終了・・・ではない!

修了考査に合格した皆様、おめでとうございます!
残念ながら希望通りの結果が出なかった方は、今後もこのコラムでは修了考査や会計士関連の情報を紹介していくので、ぜひ引き続きチェックしてください。一緒に次回に向けて頑張っていきましょう!
また、合格した方も「これで安泰」とは考えずに今後どのようなキャリアを描いていくか、明確に頭の中でイメージするようにしてください。会計士は監査法人だけでなく、一般企業やコンサルティングファーム、さらに独立開業と、さまざまな選択肢のある職種です。それを活かすかどうかはあなた次第なのです。

最近は会計ソフトが発達していることもあり、「ただ会計業務をこなすだけでは仕事の依頼がこなくなった」という会計士もいます。つまり、会計業務プラスαの付加価値をいかに付けるかが今後を生き抜く会計士には求められているのです。
修了考査に合格したことをきっかけに転職を考えている方には朗報があります。今は会計士の転職市場が活発な「売り手市場」の状態で、M&A支援系の企業やファンド会社、大手企業の経理部門などが会計士を積極的に採用しています。
ただ、売り手市場だからといって熟考せずに転職先を決めると、入社してからミスマッチが判明して、すぐに転職・・・ということにもなりかねません。じっくりと、キャリアの設計をする時間を設けるようにしましょう。

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