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修了考査に向けて、直前だからこそ「やっておくべきこと」とは?【前編】
2016/11/4
コラム
修了考査に向けて、直前だからこそ「やっておくべきこと」とは?【前編】

平成28年公認会計士試験の結果が11月11日に発表されました。合格した受験者のみなさん、おめでとうございます! 思い通りの結果が出なかった方は気持ちを切り替えて、私たちと一緒に来年に向けて準備を進めていきましょう。合格者も、うかれてばかりはいられません。公認会計士になるためには、まだいくつかの関門があるからです。その一つが「修了考査」です。

今年は12月17(土)、18(日)の2日間で行われます。そこで今回は、修了考査に向けて最後にやっておくべきことをまとめておきます。

修了考査とは?

公認会計士試験に合格したからといって、すぐに「公認会計士」になれるわけではありません。今、みなさんは「公認会計士への道」のどのあたりにいるのか確かめておきましょう。

簡単に道程をまとめると、次のようになります。

 公認会計士試験を受験/合格する → 2年以上の実務経験を積む → 1~3年、実務補習に通い、必要な単位を取得する → 修了考査を受験/合格する → 内閣総理大臣の確認を受ける → 公認会計士として登録される

公認会計士試験合格者の中には既に監査法人で2年以上の実務経験を積んでいる方もいるかもしれません。実務経験を積んだ後は、実務補習所に通い、テストや出席日数をクリアして、必要な単位を取得して、初めて「修了考査」を受ける資格が与えられます。

ほとんどの公認会計士試験合格者の方は、これから実務経験を積みながら、同時並行で実務補習所へ通うことになると思うので、忙しい日々を送ることになるでしょう。そのため、体調管理も重要なタスクの1つになることを覚えておいてください。

修了考査を受けるために万全の準備を

既に「2年以上の実務経験」と「実務補習の単位取得」を済ませている公認会計士試験合格者は、来月17、18日の2日間で行われる修了考査へと進みます。修了考査は「年に一度しか行われない」ため、この機会を逃すと、1年間待つことになります。

手続きを間違えて受験ができない、準備不足で試験を受けられないなど、つまらないミスのないように万全の準備をしておきましょう。

簡単に「修了考査」の概要をまとめておきます。

◆願書受付期間:10/21~11/4 ※みなさん、願書提出は済ませましたよね?
◆受験伝票発送:11/22(火)
◆試 験 期 間:12/17(土)~18(日)の2日間
◆試 験 会 場:
東京都<第1試験会場:TOC有明/第2試験会場:公認会計士会館>
愛知県 ウインクあいち
大阪府 天満研修センター
福岡県 天神ビル

受験伝票は「日本公認会計士協会総務本部研修グループ」から「普通郵便」で発送されます。11 月 29 日(火)を過ぎても届かない場合は、12 月7日(水)までに研修グループ宛て(TEL:03-3515-1125)に問い合わせてください。

受験会場は、平成27年度修了考査の試験会場と異なる受験地がある点、東京都においては試験会場を指定することができない点に注意しましょう。試験会場および試験室は「受験票」で事前に必ず確認するようにしましょう。

修了考査の出題項目

修了考査を受ける準備と同時に、出題項目なども改めてチェックしておきましょう。各科目の時間割は次の通りです。

◆12 月 17 日(土)
①9:30着席 10:00~13:00 会計に関する理論及び実務
②14:15着席 14:30~17:30 監査に関する理論及び実務

◆12 月 18 日(日)
③9:30着席 10:00~13:00 税に関する理論及び実務
④14:15着席 14:30~16:30 経営に関する理論及び実務
(コンピュータに関する理論を含む)
⑤17:15着席 17:30~18:30 公認会計士の業務に関する法規及び職業倫理

それぞれの科目について細かく見ていきましょう。

①<会 計>
試験時間:3時間/問題数:大問2問(小問等が出る可能性あり)/配点:300点
出題項目:
企業会計審議会が設定した企業会計に関する原則、基準、取扱い
企業会計基準委員会が設定した会計基準、適用指針、実務対応報告
金融商品取引法に基づく会計に関する関連法規、ガイドライン
会社法に基づく会計に関する関連法規
日本公認会計士協会会計制度委員会報告 等

②<監 査>
試験時間:3時間/問題数:大問2問(小問等が出る可能性あり)/配点:300点
出題項目:
監査基準、中間監査基準、四半期レビュー基準、不正リスク対応基準、
監査に関する品質管理基準、財務報告に係る内部統制基準・実施基準
財務諸表等の監査証明に関する内閣府令・同ガイドライン
会社法に基づく監査に関する関連法規
日本公認会計士協会監査基準委員会報告書、監査・保証実務委員会報告、
品質管理基準委員会報告書、IT委員会報告 等

③<税>
試験時間:3時間/問題数:大問2問(小問等が出る可能性あり)/配点:300点
出題項目:
法人税に関する理論及び実務
所得税に関する理論及び実務
消費税に関する理論及び実務
相続税に関する理論及び実務
地方税に関する理論及び実務
その他の公認会計士が行う業務で必要とされる税に関する理論及び実務 等

④<経 営>
試験時間:2時間/問題数:大問2問(小問等が出る可能性あり)/配点:200点
出題項目:
財務分析を中心とした企業分析の実務
企業評価の実務
企業におけるリスク管理
企業におけるITの利用及びIT委員会報告
金融商品取引法による企業に関する規制
会社法による企業に関する規制 等

⑤<公認会計士の業務>
試験時間:1時間/問題数:大問2問(小問等が出る可能性あり)/配点:100点
出題項目:
公認会計士法、同施行令、同施行規則
日本公認会計士協会会則、倫理規則、独立性・職業倫理に関連する指針
金融商品取引法による監査人に関する規制
会社法による監査人に関する規制 等

前編では概要を紹介したので、後編では「具体的な直前対策」をまとめていきます。チェックして、万全の体制を整えてくださいね。

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