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いよいよ迫ってきた「論文式試験」!
過去の傾向と今年の対策は?【前編】
2016/08/05
コラム
いよいよ迫ってきた「論文式試験」! 過去の傾向と今年の対策は?【前編】
論文式試験と短答式試験の違い

平成28年公認会計士試験の「論文式試験」が目前に迫ってきました。

スケジュールは8月19日(金)~21日(日)の3日間です。論文式の受験者は「短答式試験」を合格されている方だけなので、短答式合格の勢いのまま最後まで突っ走りましょう!

とはいえ、大切なのは「心はホットに、頭はクールに」の状態を保つこと。

そのために今回は、直前だからこそ確認しておきたい論文式試験の特徴や今年の対策などをお伝えしていきます。

論文式試験は、問題文章の正誤判断が求められる短答式試験と違い、具体的に文章を記述する力が求められます。つまり、短答式試験とは性質が明らかに異なるので、短答式に合格したからといって、全く油断はできないということです。

論文式試験では事例問題や各規定に対する理解度を問われる問題が出るので、事例や規定に関する問題を試験当日までに1問でも多く解いておくようにしましょう。絶対に外してはいけない重要なキーワードに対する理解も深めておくべきです。

試験当日に「自分は誰よりも勉強した」と思うことができれば、自信を持って、論文式試験に臨めるはずです!

論文式試験で重点的に出題されるものは?

論文式試験は必須5科目(財務会計論、管理会計論、監査論、企業法、租税法)と選択1科目(経営学、経済学、民法、統計学)で行われます。

試験直前に改めて確認しておきたいのは公認会計士・監査審査会のホームページにある「平成28年公認会計士試験の出題範囲の要旨について」という情報。このページの下部にPDF「(別紙)出題範囲の要旨について」があるので、再度チェックをしておきましょう。

http://www.fsa.go.jp/cpaaob/kouninkaikeishi-shiken/hani28-c.html

資料には次の記載があります。「論文式試験は、下記の『出題項目の例』の網掛け部分を重点的に出題することとし、公認会計士になろうとする者に必要な学識及び応用能力を最終的に判定する試験とすべく、特に、受験者が思考力、判断力、応用能力、論述力等を有するかどうかに評価の重点を置く」。

要するに、論文式試験ではPDFの黄色マーカーの部分から重点的に出題されると書かれているので、もう一度、重要項目の理解度を確認しておきたいところですね。自分で重要項目のリストをつくって、一つずつ潰していく方法もオススメです。

ちなみに、論文式試験の合格基準は得点比率52%以上といわれています。ただ、1科目でも40%を切ると不合格になる場合があるということも頭に入れておきましょう。

各科目のポイントは?

最後に「必須科目」のポイントをおさらいしておきましょう。

<財務会計論>
計算(簿記)と理論(財務諸表論)の両方から出題されます。短答式試験では計算問題の比率が多く、論文式試験では理論問題の比率が多くなる傾向があります。出題項目を確認のうえ、時間があるときに財務諸表論の復習を行いましょう。

<管理会計論>
管理会計論は原価計算などの会計システムに関する科目です。そのため、理論の理解にとまどったときは計算に立ち返り、計算方法を十分に理解してから理論を読み返すといった学習が効果的といわれています。

<監 査 論>
監査論の論文式試験では、基礎を理解したうえでの論理的な回答、つまり応用力が問われます。そのため、ただ暗記をするのではなく、一つひとつの理解度を深めるようにしたいところです。

<企 業 法>
企業法の中心は会社法です。特に、条文の学習、根本的な理解に力を入れましょう。法律特有の言い回しに手こずる方もいると思いますが、試験直前まで読み込んで、言い回しに少しでも“慣れる”ことです。

<租 税 法>
租税法は上記のPDF「(別紙)出題範囲の要旨について」を見ても黄色マーカー(重点ポイント)がありません。よって、幅広く学習する必要がありますが、会計関連が多くみられる傾向があるので、会計が一つの攻略ポイントになるかもしれません。

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